5月16日，ポルシェのプラグインハイブリッド（PHV）「918スパイダー」の仕様が公開されました。

PHVといってもそこはポルシェ。最高出力612ps，4.6リッター8気筒エンジンを搭載，最高回転数は9150rpmに達します。そこに2基のモーターを組み合わせ，エンジンとモーターを合わせた最高出力は880ps以上のようです。何と言いますか，PHVのイメージが変わってしまいますね。ポルシェの方向性としては，ターボチャージャーのような感覚でモーターを搭載しているのでしょうか。

しかしながら，モーター出力だけによる「Eパワー」モードで走行した場合でも30km以上の航行が可能であり，最高速度は150km/hのようです。これだけ高排気量のエンジンをつんでいますから，もちろん燃費はあまりよろしくないので，モーターだけで走行可能というのはかなり経済的ですね。高級車で都心をドライブという方をよく目にしますが，そういった方には大きなメリットがありそうです。高排気量エンジンとモーターの組み合わせ，一見矛盾しているように見えますが，高排気量・高回転型エンジンのデメリットである，低回転域での低トルク，燃費の悪さ等をモーターがうまく補完しているという関係ですので，非常に面白いと思います。

しかし，ポルシェがあの大きなエンジン音無しで運転されている情景がまったく想像つかないですね。

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