自動車部品大手の独ボッシュと、電池大手のＧＳユアサ、三菱商事の３社が２０日、自動車用の次世代リチウムイオン電池を共同開発すると発表しました。３社は材料調達から、開発、生産まで連携し、高性能電池の量産化に結び付ける狙いのようです。

３社は、独シュツットガルトに本社を置く合弁会社を設立、新会社への出資比率は、ボッシュ５０％、ＧＳユアサと三菱商事がそれぞれ２５％です。

ボッシュは、ほぼすべての完成車メーカーに部品をおさめていると言われているくらいの大手部品メーカですが、近年EV用パワートレインだけでなく、インホイールモータ、さらには電池そのものの開発に力を入れてきました。

GSユアサは言わずもがな、リチウムイオンバッテリーの最大手の一つで、宇宙機用や飛行機用のような非常に精密で信頼性の高い電池生産に定評のあるメーカーです。

それらが三菱商事という強大なバックアップを受け、新たな合弁会社を作るということです。どの電池メーカーもあまり大きな利益をあげられていない中で、この合弁会社が電池業界に新たな風を巻き起こすのでしょうか。

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朝日新聞デジタル