ノルウェー新車販売台数において、9月のテスラ「モデルS」の販売台数が１位を獲得（616台の販売）し、他の電気自動車も含めEVの販売が急速に売れています。

9月3日付けのGoGoEVコラムでも触れた通り、上記のような背景のもと、米テスラモーターズはノルウェーにスーパーチャージャーネットワークの拡大展開も始めました。

ノルウェーは元々、ガソリン車、ディーゼル車に対する輸入関税や消費税が高いことで知られています。それに対し、電気自動車には税制優遇があることから、実際の消費者の購入価格が大きく変わらないことになります。

他にもノルウェーで電気自動車を持つ場合、様々なメリットを享受出来ます。

　・関税：ゼロ

　・自動車登録税：ゼロ

　・消費税：ゼロ

　・駐車場：無料

　・有料道路：無料

　・バス専用レーンの通過可能

しかしながら、このような多くのメリットが得られるようになるまでには、ノルウェー電気自動車協会などによる長年の努力と貢献がありました。そして、ノルウェーの政策の追い風を受け、今、急速な普及が進み始めた訳です。

とは言え、今後電気自動車が更に普及すれば、バス専用レーンの通過等、現状のメリットは受けにくくなる事も考えられます。オスロ市内での各種優遇は2017年までと規定されており、今後、普及に伴い、システムが異なる可能性もあります。優遇措置と普及とのバランスに直面し始めるほど普及が加速しているノルウェーならではですね。

・参考ウェブサイト

　-Norway surges ahead on electric car usage（ドイチェ・ヴェレ）

　-テスラのEV、モデルS…ノルウェーの9月ベストセラー車に（Response）