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2014年5月21日

【EV】電気自動車を選ぶ7つの理由

今、電気自動車を検討する7つの理由について、米国の考える科学者・市民の集まり「The Union of Concerned Scientists(UCS)」の政策分析官Joshua Goldmanが、同UCSメンバーに調査した結果が掲載されていましたので、ご紹介いたします。


● Joshua Goldman (Policy Analyst, Clean Vehicles Program)

プロフィール


■理由1:安い燃料費

電気自動車と16.8km/Lの自動車と電気自動車を比べた場合、10万km走行した際の燃料費は、およそ米国では$13,000、日本円でおよそ130万円(1$=100円換算)の差が出ます。ただし、米国の場合、1ガロンあたりおよそ3$程度(1Lあたり80円程度)で計算されていますから、日本のガソリン価格、およそ160円と比較すると、10万km走行でガソリン車が新たに1台程度買えることになります。



■理由2:少ない燃料の価格変動

下の図は、27マイル(およそ43km)走行する場合の、電気自動車とガソリン車との米国での走行価格を比較したものです。リーマンショック前後でガソリン価格は大きく変化し、その後も上昇傾向ですが、電気はガソリンと比較して、安定しています。



■理由3:メインテナンス・レス

電気自動車はガソリン車に比べ、部品点数が少なく、壊れるリスクが少ないと言われます。エンジンオイル、点火プラグの交換なども不要であり、一般的な車検での点検項目ではブレーキパッドとワイパー部品の交換などが行う程度です。


アイダホ州のCoeur d'Aleneに住むNikkiとBenjaminも電気自動車を使っており、彼らは以下のように述べています。

「私たちは北部アイダホに住んでおり、日産リーフを購入1年目に7,000マイル(11,000km以上)乗りました。雪もありましたが、年間を通して問題はありませんでした。私たちはリーフを愛しており、これまで、どのようなサービス問題も発生していません。」

(原文)“We live in Northern Idaho and have put on over 7,000 miles on our Nissan LEAF in the first year, driving it without any problems year round, even through the snow. We love our LEAF and have not had any service problems with it.”


■理由4:走行性能

下の図は、電気自動車と一般的なガソリン車の加速性能を比較したものです。赤線が日産リーフ、茶線がガソリン車(茶線)です。電気自動車は加速開始時の立ち上がりにおいてガソリン車より優れ、また、一定の加速度を保ち続けることができます。これは、エンジン-トランスミッションによる不連続な加速と、モーターによる連続的な加速との機構の違いによるものです。



■理由5:より少ない排気ガス

電気自動車は走行中に排気ガスを一切出しません。ただ、石炭や天然ガスを用いて発電した場合、電気自動車の利用においても、二酸化炭素などは発生します。しかしながら、それでもガソリン車に比べると二酸化炭素の発生量は少なく、環境に良い車と言えます。


ペンジルバニア州のピッツバーグに住むPatさんは、次のように述べています。

「私の夫と私は最近、日産リーフをリースしましたが、この車はとても素晴らしい!と思います。私たちの友人も初めて乗った際に驚き、ガソリン・石油を必要としない事に感激しました。世界はいつの日かではなく、今、電気自動車を必要としていると知る必要があります。」

(原文)“My husband and I recently leased a Nissan LEAF and think it’s GREAT! Our friends are amazed the first time they ride in it and are of course impressed that no gasoline or oil is required (not to mention no emission inspection). The world needs to know that electric car technology is NOW – not somewhere off in the future.”


■理由6:EVが徐々に安くなっている

米国では日産リーフは2013年、$35,200から$28,800に値段が下げられ、また、シボレーVoltも$5,000の値下げが発表されました。また、州政府によるTax Creditなどの補助金政策も行われており、比較的安価で購入できる日本でも中古車を中心に、電気自動車が比較的安く購入できるようになってきました。


●GoGoEVコラム(2014年5月2日付)

【EV中古車】中古EVの価格調査(2014年5月1日調査)

■理由7:石油を使わない

米国では石油消費を削減する事は、イコール、安全保障を担保することにもつながります。The Union of Concerned Scientistsは今後20年間(2035年まで)に国の石油消費を半分(日量150万バレル)にしようとするプランを打ち出しており、そのためには電気自動車は有効と考えられます。


以上のように、米国において電気自動車を選ぶ理由の分析を見てきましたが、ほとんどの事について、日本でも同じことが言えると思います。今後、電気自動車の普及において、大切にしたい視点と思います。


Top 7 Reasons for Considering an Electric Vehicle Today (The Union of Concerned Scientists)
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