独自動車メーカ大手AUDIは、今後、電気自動車（EV）のバリエーションを増やす計画をしているそうです。先月19日付のロイター通信が伝えました。

これまでAUDIは「A3 e-tron」や「R8 e-tron」というプラグインハイブリッド車（PHEV）を、欧州で2014年から発売することを計画していました。

「A3 e-tron」は8.8kWhのバッテリーを搭載、電池のみで50km、ガソリンを含めると900km以上の走行が可能で、、日本では2015年からの発売が予定されています。また、約450㎞の航続距離を持つ「R8 e-tron」についても、2015年より発売すると発表していました。

●GoGoEVコラム（2013年12月9日付）

-【東京モーターショー】AUDI・プラグインハイブリッドA3 e-tron

AUDIは、それらe-tronシリーズの自動車に加え、新たに純電気自動車の開発を計画しているとのことです。これは、AUDIと同じくドイツの高級車メーカー「BMW」や、米国EVベンチャー「テスラモーターズ」が、相次いで電気自動車を市場に投入しており、今回報道が行われた自動車は、テスラモーターズのSUVタイプEV「モデルX」に対抗する自動車のようです。

最終的に何車種の電気自動車が開発されるかなどはまだ明らかにはなっていませんが、同社モデルの”Q8”タイプのEVが開発されるという噂もあり、テスラモーターズのSUVモデルEV　”Model X”を意識していることは間違いないでしょう。

AUDIがEVを積極的に投入すると明言したわけではありませんが、親会社であるフォルクスワーゲンやドイツの競合メーカーが積極的にEV、PHEVを開発し、販売を開始している動きをみますと、今後、同社が何らかの動きを取る可能性は高いでしょう。

引き続き、AUDIについてもウォッチしていきたいと思います。

●参考ウェブサイト

-AUDI WEBサイト A3 e-tron

-AUDI WEBサイト R8 e-tron

-CAR and Drive WEBサイト

-ロイター通信