先月30日、日産自動車株式会社（以下、日産）は同社初の電気自動車商用車「e-NV200」の出荷式を行い、国内販売を開始したと発表しました。

e-NV200は2013年の東京モーターショーにて展示後、様々なところで実証実験などが行われており、タクシーや運送会社の配送車としての採用が検討されていました。

●GoGoEV関連コラム

-【東京モーターショー】日産・e-NV200（2013年12月11日付）

-【EVタクシー】日産・e-NV200でロンドンタクシーに参入（2014年1月15日付）

今回、e-NV200の国内販売を開始するにあたり、地方自治体や企業など既に69社（2014年9月現在）が導入を決めており、それら企業は日産のウェブサイトでも公開されています。

-e-NV200の初期購入予定企業・自治体

今回、日産はリーフに続く、グローバル戦略電気自動車の2車種目として、商用車のe-NV200を商品化しました。e-NV200はスペイン・バルセロナ工場で生産され、日本に輸入、同社追浜工場で最終的な品質チェックが行われた後、国内に出荷されるようです。

また、e-NV200は、最大1500Wの電力を供給するパワープラグの設置や、ワゴンタイプならではの広い室内、多用途性など、リーフには無かった機能があることから、商用車としての利用だけでは無く、乗用車としても広く使われることが期待できます。

今後、街でe-NV200を見かけるようになることが楽しみですね。

●参考ウェブサイト：

-e-NV200商品ウェブサイト

-日産、電気自動車初の商用車「e-NV200」の出荷式を実施（日産プレスリリース）