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2015年7月10日

【EV充電器】利用料金は無料!でも収益を上げている企業

皆さんがもしEV充電器オーナーになることを考えてみてください。その場合、収益を上げようとするとしてまず考えるのは「どうやって課金するか」ですよね。


これに対してアメリカのある会社は、EVユーザに対する課金は一切行わずに収益を出しているようです。その会社の名前は『VOLTA』。サンフランシスコやロサンゼルスを中心に全米で110の充電器を設置し、全て無料で使えるビジネスモデルを行っています。


ではなぜ無料で充電器の運用ができるのでしょうか。その答えは『広告』にあります。下の写真を見てください。充電器の側面が大きなディスプレイとなっており、ここに広告を掲載することによってスポンサーからお金を貰うというシステムになっています。



▲ショッピングセンターに設置された充電器(VOLTA社HPより)


充電料金に限らず設置費用もメンテナンス費用も全て広告費で賄うため、設置を考えている人は一切お金をかけずに充電器を設置することができるのです。ただしスポンサーは慈善事業ではないのでどこにでも充電器を設置できるわけではありません。ホームページによると、ショッピングセンターのようなたくさんの人の目に触れることが予め分かるような場所にターゲットを絞り設置をするようです。


同様のビジネスモデルは日本でも考えられていました。安川電機がディスプレイが搭載されているEV充電器を販売していましたが、今のところ街中で見かけたことがありませんね。



▲安川電機Enewell-CEV(出典:安川電機ウェブサイト)


安川電機の充電器もアイデアはとても面白いと思うのですが、やはりVOLTAのようなスポンサーと設置主、そして充電器メーカーを結ぶ仲介者の存在が重要なのでしょう。今後、日本でも同じようなビジネスモデルが現れることを期待したいと思います。


●参考ウェブサイト:

- VOLTA HOMEPAGE

- 安川電機 製品紹介

- THESE EV CHARGERS ARE FREE. THE CATCH? THEY’VE GOT ADS

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