【EV】移動しながら仕事をする時代が始まった?

掲載日:2016年10月31日

今月26日、日産自動車は英国のデザインスタジオHardieと共同で、e-NV200を改造したオール電化移動オフィス車「e-NV200 WORKSPACe」を発表しました。これまでこのような自動車があることを知らなかった筆者は、発表に触発され、移動オフィス車について調べてみました。すると、すでに幾つもの移動オフィス車が売られ、またレンタルされているのですね。そこで、本日のコラムでは移動オフィスについてご紹介いたします。

●e-NV200 WORKSPACe
まず、日産より発表のあった「e-NV200 WORKSPACe」について見てみたいと思います。装備はタッチスクリーンPC、Wi-Fi環境、フレキシブルな椅子などを備え、高級オフィスさながらとなっています。また、デザインスタジオが作った事もあって、オシャレな雰囲気も漂っています。


▲日産が発表したNissan e-NV200 WORKSPACe外観(出典:日産自動車ウェブサイト)

オフィス設備以外では、Bluetoothオーディオシステム、ミニ冷蔵庫、コーヒーマシンなどに加え、折り畳み自転車やテラスなどの装備もあり、様々なところでくつろぐことも可能です。日産のプレスリリースによると、都市内では4円/kmの燃費での移動と充電スタンドなどで留まって仕事を行うと共に、ときには気分転換で郊外などに行って好きな環境で仕事をするようなことをイメージしているようです。

▲日産が発表したNissan e-NV200 WORKSPACe内部の様子(出典:日産自動車ウェブサイト)

背の高い方には少し窮屈な感じも受けますが、椅子の高さの調整や、ノートパソコンの利用なども含め工夫次第でしょう。

●オリックス自動車・移動事務車
続いて、日本の移動オフィス車をご紹介いたします。自動車のリースサービスを提供するオリックス自動車は今年6月より「モバイルオフィスカー」の名称で、事務所機能を備えた自動車のレンタル提供を開始しました。奇しくも、今回日産自動車が発表したe-NV200 WORKSPACeと同じ、NV200をベースとしています。

▲オリックス自動車が提供する移動事務所車(出典:オリックス自動車ウェブサイト)

主な顧客として土木・建設会社などが想定されていることから、内装は至ってシンプルですが、収納機能付き椅子・テーブル、AC100V電源、外部電源取り出し機能、LEDルームランプ、カーテン、エンジン停止時に使用可能な簡易型エアコンなどを装備し、工事現場などで事務作業を行うには申し分ない仕様となっています。

オリックス自動車としては同車を全国に100台を配備し、12時間13,500円で貸し出すようです。なお、こちらの移動オフィス車はEVではなく、ガソリン車仕様となっています。

▲オリックス自動車が提供する移動事務所車内観(出典:オリックス自動車ウェブサイト)

●株式会社ゼック
他にも移動事務車を作っている企業があります。例えば、石川県に本社を置く株式会社ゼックは、トヨタライトエースやスズキキャリーをベースとした多目的車を製作しており、とりわけ軽自動車タイプでは移動事務車として幾つかの実績があるようです。

▲普通自動車型・移動事務車(出典:ゼック社ウェブサイト)

車内には接客用テーブルセット、印刷用プリンター、冷蔵庫、収納スペースなどが装備され、異動先などでお客様と打合せをしたり商談を行ったりすることができるような仕様になっています。
特に、上記二つのNV200をベースをする自動車と比べ、天井が高いのが良いですね!

▲軽自動車型・移動事務車(出典:ゼック社ウェブサイト)

このような移動事務車の認知度、利用度などが一般的になっているとはまだ言えませんが、もしかすると近い将来、より自由な働き方の一環として徐々に増えていくかも知れません。その時、停車中にエンジンを動かす必要が無く、エネルギーを供給できるEVやPHEVはその有力な候補となる事を、今回、日産が発表した「e-NV200 WORKSPACe」は示してくれたのではないでしょうか。

今後、EVが様々なシーンで活用されることを期待したいと思います。

●参考ウェブサイト:
-The future of working: Nissan e-NV200 WORKSPACe is the world’s first all-electric mobile office (NissanNews.com)
-法人向け『移動事務所車』、全国でのレンタル提供を開始 (オリックス自動車)
-株式会社ゼック

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