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2017年12月15日

【東京モーターショー2017】いすゞ自動車が提案する電動自動車

東京モーターショーに出展された展示車両が日本各地をまわっています。本日15日(金)から18日(月)は福岡モーターショーが行われます。また、先月23日(祝・木)から26日(日)には名古屋で、今月8日(金)から本日11日(月)までは大阪でモーターショーが行われ、また、2018年1月19日(金)から21日(日)は札幌で、2018年2月10日(土)から12日(月)は仙台で行われる予定です。


GoGoEVコラムでは、先月より東京モーターショー2017において展示された電動自動車(電気自動車、プラグインハイブリッド車、燃料電池自動車)を、各社ごとのラップアップしてきました。

これまで11回にわたって、一社ずつ取り上げました。第一回はトヨタ自動車、第二回はHONDA、第三回は日産自動車、第四回は三菱自動車、第五回はダイハツ、第六回はSUZUKI、第七回は独メルセデスベンツおよびSMART、第七回はフォルクスワーゲン、第八回はAUDI、第九回はポルシェ、第十回はBMW、第十一回目はVOLVOついて見てきました。


乗用車については一旦区切りとして、今回、第十二回目からは、3回シリーズでトラック、バスなどの大型車メーカーの取り組みについてご紹介したいと思います。今回は、いすゞ自動車を取り上げます。


●GoGoEV関連コラム

-【東京モーターショー2017】コンセプトカーから、東京モーターショー2017を読み解く(2017.11.03付)

-【東京モーターショー2017】トヨタ自動車が提案する電動自動車(2017.11.11付)

-【東京モーターショー2017】HONDAが提案する電動自動車(2017.11.14付)

-【東京モーターショー2017】日産自動車が提案する電動自動車(2017.11.17付)

-【東京モーターショー2017】三菱自動車が提案する電動自動車(2017.11.20付)

-【東京モーターショー2017】ダイハツが提案する電動自動車(2017.11.22付)

-【東京モーターショー2017】SUZUKIが提案する電動自動車(2017.11.24付)

-【東京モーターショー2017】メルセデスベンツ・SMARTが提案する電動自動車(2017.11.27付)

-【東京モーターショー2017】フォルクスワーゲンが提案する電動自動車(2017.12.01付)

-【東京モーターショー2017】AUDIが提案する電動自動車(2017.12.04付)

-【東京モーターショー2017】ポルシェが提案する電動自動車(2017.12.08付)

-【東京モーターショー2017】BMWが提案する電動自動車(2017.12.11付)

-【東京モーターショー2017】VOLVOが提案する電動自動車(2017.12.13付)


いすゞ自動車は1916年に創業、1933年に自動車工業株式会社として設立した自動車会社で、かつては乗用車などの製造も行っていましたが、現在はバス、トラックを中心に展開をおこなっています。同社の2-3tクラス小型トラックである「エルフ」はベストセラーとなっており、街中で見かけることも多いです。


いすゞ自動車は2011年の東京モーターショーにて、エルフプラグインハイブリッド(PHEV)モデルを参考展示しましたが、その後は、電動化についてあまり進展してこなかった印象でした。今回、久々にお目見えした電動車両は純EVと、今後の展開を期待させるものとなりました。


いすゞ エルフEV

参考出品ながら世界初出品として展示されたたエルフEVは、CHAdeMO急速充電方式などに対応した純EVです。以前の「エルフプラグインハイブリッド」ではEV航続距離40kmとして、大都市圏内の配送業務や駐停車中の排ガス抑制のためのコンセプトになっていました。


それに対し、今回のエルフEVにおいて強調されたのは、冷蔵、冷凍、その他用途など、多様なボディ架装に対応できるものとして、考えられている部分です。まず、来年2018年よりモニター利用を行い、その結果を受けたEVトラックの作り込みを行うことを考えているようです。とりわけ、商用車の場合、経済合理性や運用性が求められるため、この点について配慮した自動車を作っていくようです。


▲いすゞ エルフEV


ただ、いすゞのブースでは、環境対策パワートレインとして天然ガスエンジンおよびCNG車・LNG車の開発も進めていることも取り上げられていました。大型車における環境対策の分野において電動化が難しいのは確かであり、クリーンディーゼルや天然ガスエンジンを主軸にしていくことは最もだと思います。さらに、環境省の補助を受けている関係もあるとの事ですが、それでもなお、電動化について、これまで以上に取り組んで欲しいとも感じました。

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