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2018年11月12日

【未来のクルマ】スロバキアのベンチャー企業が開発する空飛ぶクルマ

東ヨーロッパのスロバキアの自動車ベンチャーAeromobil社をご存知でしょうか?およそ4年前のGoGoEVコラムで取り上げて以来、しばらくノーチェックだったのですが、久しぶりに同社のことを耳にすることがありました。聞くところによると、いよいよ受注を開始したとのこと。


そこで本日のGoGoEVコラムでは、電気自動車ではありませんが、未来のクルマということで、Aeromobilを取り上げたいと思います。


●GoGoEV関連コラム:

-【未来自動車】空飛ぶ自動車の開発進む!(2014年11月17日付)

-【未来自動車】未来の車 開発進む!(2013年10月30日付)


Aeromobil社はもともと、1990年代より空飛ぶクルマの開発を始めたといわれていますが、同社のWEBサイトによると、法人として活動を始めたのが2010年とのことです。その後、初めて世に出てきたのが「AeroMobil2.5 」でした。


このプロトタイプの自動車が飛行する様子がYoutubeで公開され、同社の名は一気に知られるようになります。


▲AeroMobil2.5 (出典:AeroMobil社ウェブサイト)


その後、AeroMobil2.5を改良したのが「AeroMobil3.0」でした。こちらは2014年10月にファーストフライトを行いました。以下の動画は2015年3月23日の試験飛行時の映像ですが、グライダーなどが使用する、滑空場のような滑走路から飛び立ち、畑や街の上を飛んで、戻ってくる様子がわかります。


また、車体後方についたプロペラが推力を生み出し、まさに滑空するように飛んでいるようにも見えます。なお、AeroMobile2.5は2人乗り、全長6m、全幅8.3m(翼を広げた場合)、2.2m(翼を閉じた場合)とのことで、最高速度は滑空時200km/h、地上走行時260km/hだそうです。

▲AeroMobil3.0の飛行の様子(出典:Youtube)


そして、これまでの試作機の実験で積み重ねてきた知見を活かし開発し、また、いよいよ販売されるのが、「AeroMobil4.0」となります。定員は3.0に対して4人に増加しましたが、全長は6mと変わっていません。ただし、全幅は8.8m(翼を広げた場合)、2.2m(翼を閉じた場合)と、若干変わっています。また、航続距離は750km、飛行速度は360km/hに大幅増加しています。


そして気になるお値段は、なんと、120~160万ユーロ、日本円で1億6千万円(1ユーロ=130円換算)からとなっており、納車は2020年となっています。もしかすると、超高級車を買うようなセレブ層からすれば、空を簡単に飛べると考えれば、決して高くないのかもしれません。なお、地上走行モードから飛行モードに変換するには3分程度かかるようです。

▲AeroMobil4.0(出典:Youtube)


その一方、世界では、ドローン技術の進歩などにより、空飛ぶタクシーなどのサービスが生まれようとしています。そのような中、市販される空飛ぶクルマとしてはAeroMobilは世界唯一かもしれませんが、更なる進化も期待したいところです。


そのような中、同社が開発を検討しているのがAeroMobil5.0であり、いよいよ電気自動車(EV)化した垂直離着陸型の空飛ぶクルマです。今後、2025年の納入開始に向け、開発が進められるようです。

▲AeroMobil5.0(出典:Youtube)


空飛ぶクルマ、本当に夢がありますね!次に本テーマを取り上げるのは2020年の納入時くらいかもしれませんが、着々と進展してほしいものです!日本でも走行(飛行?)する日が来るのを楽しみにしたいですね。


●参考ウェブサイト:

-AeroMobilウェブサイト

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