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2013年6月11日

EV・PHVタウンシンポジウムーin 東京ー ご報告(3)

過去2回にわたり、EV・PHVタウンシンポジウムーin 東京ー のご報告を行って参りました。本日はその最終回としまして、日産自動車の田井氏、自動車ジャーナリストの竹岡氏の座談会でのコメントを参考に、「EV用充電器」について考えてみたいと思います。


今回のシンポジウムでは、主催された経済産業省 自動車課 電池・次世代技術・ITS推進室の井上室長もコメントされておりましたが、初めて、「座談会」形式のディスカッションが行われました。


海外のシンポジウムなどでは、壇上にソファーなどを並べ、皆さんがリラックスしながら話し合うという形式がよく見られますが、そこまで砕けた形ではなかったのは、やはり日本だからでしょう。


それはさておき、座談会のテーマは「電気自動車の拡張性~クルマの設計・デザインの観点から考える~」というもので、以下4名の方が登壇されました。


・井上悟志 氏・・・経済産業省 自動車課 電池・次世代技術・ITS推進室長 

・田井悟 氏 ・・・日産自動車㈱ グローバルデザイン本部 プロダクトデザイン部 デザインダイレクター

・舘内端 氏 ・・・日本EVクラブ 代表 

・竹岡圭 氏 ・・・自動車ジャーナリスト


特に、田井さんは欧州にしばらく住んでいらっしゃった経験から、また、竹岡さんは女性視点から示唆に富む意見を述べられておりました。また、舘内さんもEVについて多くの観点からの意見がありました。


その中で、特に私が面白いと感じたのが、以下の2つの意見です。

(1)利便性の良い場所への充電スタンドの設置は重要だが、反対に、充電スタンドを設置することにより人が集まるような形に持って行くべきである。

(2)充電スタンドの設計/デザイン性(街との調和)を考える。


(1)に関しては、充電スタンドを設置する事により、観光客が敢えてそこに立寄りたくなるようにする方向性や、地域の人が集まる場所としての活用なども考えられます。

(2)に関しては、屋根が付いたり、街に調和する充電スタンドが重要ということです。


私はこれらの話を聞きながら、(1)については、確かに石川県や熊本県、栃木県などでも積極的にやられている事を思い起こし、その通りだと思っておりました。一方、(2)については、私が欧州に住んでいた時に見た充電スタンドを思い出し、なるほどと、思った次第です。


GoGoEVでは、姉妹サイトとして「EVcharger.jp」というWEBサイトを作成しておりますが、その中で欧州系メーカ、米国のメーカ、日本のメーカから充電器を選んでみたいと思います。


・欧州・・・ Parkpod普通充電器

・米国・・・ Coulomb Technologies普通充電器

・日本・・・ ハセテック急速充電器


一つ目のParkpodは2008年創業のベンチャー企業で、斬新な充電器(AC)を提案していますよね。

Coulomb Technologiesは、米国で充電器製造/配備に歴史を持っており、モジュラーデザインの充電器を作る老舗のような会社です。

ハセテックの充電器は、日産さんの充電器を除いて、日本で最も普及している充電器の一つです。黄色が良く目立ちますよね。


これら3社が比較に相応しいかどうかはわかりませんが、私は各地域の考え方の一部を的確に表していると思っております。

すなわち、デザイン性の欧州、合理性の米国、頑丈性&品質の日本という点です。


それぞれ、良い所、悪いところあるのでしょうが、「EVに街中で充電することがカッコイイ」となったり、「充電器が設置されている街は素敵な街」となるには、デザインも重要な要素なんだろうなと思いました。


ということで、3回にわたり、EV・PHVタウンシンポジウムについて、ご報告をいたしました。


もしよろしければ、読者の皆様からのコメント、楽しみにしております。

引用元のニュース記事

EV・PHVタウンシンポジウム-in 東京-

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