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2013年6月17日
テスラ「モデルS」には、日本の技術がいくつも使われています。その代表的なところがPanasonicのリチウムイオン電池でしょう。
このほど、パナソニック株式会社 オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社が発表したプレスリリースによると、「モデルS」向けリチウムイオン電池セルの出荷数が1億個を突破したとのことです。
「モデルS」に使われているセルは高容量タイプNCR18650シリーズと呼ばれるセルで、セル一つあたり、およそ3000mAh(3.6V)の充電容量を持ちます。
大きさは、一般的なアルカリ単三乾電池を少し大きくした程度ですが、容量は2倍以上です。
さて、「1億個」と聞くととんでもなく多い気もしますが、実際自動車では何台位に相当するのでしょうか。
テスラモデルSには、40kWhタイプ、60kWhタイプ、85kWhタイプとありますが、40kWhタイプは少数派とのことであり、ここでは60kWhで考えてみます。
・参考:「モデルS」の販売目標台数をクリアしたテスラ、40kWhモデルは生産せず
パナソニック円筒型リチウムイオン電池の単セルあたりの容量はおよそ11Wh。すると、1台あたり、約5500本のセルが使われていることになります。1億台を5500本で割ると、およそ18000台。テスラモータースに関する報道でも出ていますが、モデルSに2万台以上の予約が入っていることを証明しています。
さらに、Panasonicリチウム電池の出荷が1億個を突破したと言うのは、より大きな意味があると思います。それは、個数が大きいため、大量生産技術を進展させ、結果的に電池の価格低下をもたらす可能性があることです。
例えば、24kWhのリーフは1台あたり電池セルは192個、16kWhのi-mievは88個です。つまり、それぞれ2万台売れた場合の電池セル数は、384万個、176万個です。しかし、テスラモデルSのみ1億個以上になります。
一般的には、大量生産による価格低下関数(経験曲線)は製品毎に異なるため、価格低下の予測は難しいですが、個数の絶対数が大きいことはコスト低下に何らかの影響を与えると思われます。
テスラは、自動車だけでなく、電池分野のイノベーションも誘発する可能性があり、色々と期待を持たせる面白い企業ですね。
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