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2013年12月7日
2013年11月22日より12月1日の期間で行われた東京モーターショーでは、GoGoEV・gogo.gsメンバーによる共同取材を行いました。
そこでGoGoEVコラムにおいて、
・電気自動車(EV / BEV)
・プラグインハイブリッド車(PHEV / PHV)
・水素燃料電池自動車(FCEV / FCV)
などの電動自動車と、
・LPG自動車
・CNG自動車
など、石油代替燃料自動車について、東京モーターショーでの展示内容をご紹介致します。
今回は日本初公開のBMW i3とi8を紹介します。「BMW i」はBMWのサブブランドであり、コンセプトは、CO2を排出することなくモバイル・ライフを実現し、ドライブ前から、クルマを下りた後にまで大きな感動を与える、というものです。
BMWi3は日本初公開の小型EVです。黒とグレーのツートンカラーで、所々に特徴的なブルーが使われています。まさにBMWカラーですね。BMWの最大の特徴であるフロントグリルはEVになっても残されています。最高出力は125kWとなっています。
走行モードは3種類あり、
⑴コンフォートモード・・・スポーティで快適な走りが愉しめる標準設定のモード、航続距離は130~160km
⑵「ECO PRO」モード・・・アクセル・ペダルの特性を変更して出力を抑えるモード、航続可能距離がコンフォートモードよりも最大20kmまで延長できる
⑶「ECO PRO+」モード・・・一貫して航続距離に重点を置くモード、最高速度を90 km/hに減速し、エア・コンディショナーなどの消費エネルギーも節約モードに切り替えられる、航続距離はコンフォートモードよりも最大40km延長できる
から、ドライバーの気分や状況から選べるようになっています。
走行モードの選択肢が多く、幅広い用途に用いることができそうですね。なお、航続距離は、オプションとして用意されているレンジエクステンダー(航続距離延長装置)を用いることで最大300kmまで延ばすことができます。このレンジエクステンダーは、小型2気筒のガソリンエンジンであり、駆動ではなく発電用として用いることで、航続距離を伸ばします。
ドアは観音開きとなっており、乗り降りがしやすそうですし、また、運転手の視認範囲も広がります。
BMW i8はBMWツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンと電気モーターの2つの駆動系をもった日本初公開のPHEVタイプのスポーツカーです。「ミッションインポッシブル・ゴーストプロトコル」において主人公が乗っていたのを覚えていらっしゃる方も多いかもしれません。
まさにスーパーカーといった感じですね。
最高出力96kWを発生する電気モーターをフロントに搭載、リヤには、最高出力170kW、最大トルク320Nmを発生する1.5リットル 3 気筒ツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンを搭載しています。
ドライブモードは
⑴「eDrive」モード・・・電気モーターのみで駆動するモード。このモードではi3で紹介した2つのモード(コンフォートモード、「ECO PRO」モード)とスポーツモードにさらに切り替えることができます。コンフォートモードでは最大航続距離は60kmです。
⑵「ハイブリッド」モード・・・電気モーターとガソリン・エンジンという2つの駆動力を精緻に制御するモード。走行状況に応じて、前輪駆動システム、後輪駆動システム、または4輪駆動システムに切り替えられ、それぞれの魅力を味わうことができます。
の二つを搭載しています。
EVモード、ハイブリッドモードと切り替えられるだけでなく、前輪駆動・後輪駆動など駆動システム自体を変えられるのは、非常にユニークだと思います。
紹介した、i3、i8に用いられている部品の多くは、天然素材やリサイクル品を用いており、また生産工場では水力発電など再生可能エネルギーを用いた電力による生産を行っているとのことです。BMWの環境に対する考え方が伝わってきますね。
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