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2014年3月6日
トヨタ自動車は、先月13日、プラグインハイブリッド車(PHV)や電気自動車(EV)などの電気利用車両向け非接触充電システムの実証実験を愛知県内で開始すると発表しました。
この非接触充電システムは磁界共鳴方式で、地面に設置したコイル(送電側)と車両に設置したコイル(受電側)の2つのコイル間における磁界の共鳴現象を利用して電力を伝送するものです。これにより、充電の際にケーブルを使用せず、地面に設置したコイルに車両位置を合わせ駐車するだけで充電ができるそうです。
また、車両側では最適な位置合わせをガイドするために、ナビ画面上で駐車場に設置した送電側コイル位置を表示する駐車支援機能を新たに開発しており、「インテリジェントパーキングアシスト」機能(縦列駐車や車庫入れの際にステアリング操作をアシストするシステム)と組み合わせることで、車庫入れ駐車を容易にするようです。充電システムの仕様は以下のようになっています。
▲非接触充電システムのイメージ(出典:トヨタ自動車プレスリリース)
実証実験は、愛知県内のPHVオーナー宅などで車両3台によって1年間の予定で実施され、充電システムの満足度や利便性をはじめ、日常的な使用での駐車位置ズレ量の分布、充電頻度やタイマー充電の利用等の充電行動に与える影響などを検証していくそうです。
また、今回トヨタが実施するシステムは、日産が検討している非接触充電システムと技術が異なりますが、今後、どのようなものが主流になるのでしょうか。
●参考:非接触充電システム+アドバンスドパーキングシステム(日産ウェブサイト)http://www.nissan-global.com/JP/TECHNOLOGY/OVERVIEW/wcs.html
なお、非接触充電システムは最近ではスマートフォンやPCなどのデジタル家電や、電動歯ブラシの充電などで徐々に使われています。EV向けとして、今後、コストの低下と、充電容量の大型化などにも期待したいところです。
○参考ウェブサイト
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2024年11月5日 環境問題への対策のための実証実験が終了しました【ご協力への感謝と参加特典のご案内】 |
2024年10月17日 パワーエックス 月額プラン「PowerX First」の提供開始を発表!業界最安級の従量課金制でEV充電のファーストクラスを実現 |
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