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2014年8月25日

【EV】電気自動車とガソリン車のランニングコスト比べてみました。

先週の当コラムにて、電気自動車(EV)の初期費用が高い理由をご説明しました。EVはそのほとんどの費用がバッテリによって出来ていると言う事でした。一方、EVは燃料費がとても安いと言われます。そこで本日は、EVのランニングコスト(維持費用)をガソリン車と比較してみたいと思います。


●GoGoEVコラム(2014年8月18日付)

-【EV】なぜ、電気自動車の初期費用は高いのか?


●電気自動車(EV)充電Q&A

-【充電スタンド設置 検討者様向け】1回あたりの充電料金はいくらかかるの?


ランニングコストとは、車を維持するための費用です。車を維持するには、車の整備するためのメンテナンス費用と、車を走らせるための燃料費(または、充電費用)の大きく2つの費用がかかります。


まずメンテナンス費用を考えると、EVはガソリン車に比べ、部品も少なく、メンテナンスするべき箇所が少ないです。例えば、エンジンオイルの交換等は不要であり、実質、タイヤとワイパーの交換程度が必要コストと言われ、ガソリン車に比べるとメンテナンス費用はEVは安いと言えます。


次に燃料費についてご説明します。EVの充電料金は安いと一般的に言われているのですが、それはどの程度なのでしょうか?自宅に設置した充電器を使用した場合の充電料金についてご説明します。


充電料金は、お住まいの地域や契約によって異なります。ここでは一例として、東京電力管内を参考に計算してみたいと思います。


○東京電力・従量電灯契約Bの場合(※第2段階料金で計算)

仮に日産リーフを(総充電容量24kWh)を空の状態からフルに充電した際は、電力量料金は以下のようになります。


 25.19 (円/kWh) × 24 (kWh) ≒ 605 (円)


なお、フル充電の状態から空になるまでの間に余裕をもって150km走行できるとするならば、1km走行する費用はおよそ4円と言えます。次に、深夜電力を利用した場合を計算してみます。


○東京電力・おとくなナイト8の場合(※午後11時から朝7時の間に充電)

オール電化住宅などで契約することができる「おとくなナイト8」契約の場合、午後11時から朝7時の間の電力量料金が安くなります。上と同じく、日産リーフを空の状態からフル充電した場合を想定すると、以下のようになります。


 11.82 (円/kWh) × 24 (kWh) ≒ 284 (円)


同様にリーフで150km走行できるとするならば、1km走行する費用はおよそ2円となります。


電力会社や契約プランによりますが、上述のように、昼間に充電した場合は、1kmあたり4円、夜間電力を使用した場合は、1kmあたり2円程度で走行することが可能です。


次に、ガソリン車の燃料費を計算したいと思います。ガソリン料金を1Lあたり、165円とした場合、燃費を10km/Lの車で1kmあたり16.5円、20km/Lの車で同様に8.2円、30km/Lの車で5.5円となります。以上をまとめると、下記の表のようになります。




このように、燃費30km/Lの車と比べても、電気自動車の燃料費は安く、夜間電力を使用し充電する等すれば、その燃料費の安さは際立ちます。皆さんも、一度ご自身のランニングコストを計算してみて、次の車の買い替え時に電気自動車の購入を検討してみてはいかがでしょうか?


●参考ウェブサイト:

-電気自動車ランニングコストシミュレーター


(コラム執筆:toyasu)

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