今月14日、フォルクスワーゲングループジャパン株式会社（以下、VGJ社）は、電気自動車「e-up!（イー・アップ！）」および「e-Golf（イー・ゴルフ）」の 2 モデルを2015年、日本で発売すると発表しました。

「e-up!」は「up!」の電気自動車仕様であり、希望小売価格366万9千円（税込）です。来年2月1日から全国のフォルクスワーゲン正規ディーラーで受注を開始し、2015年半ばより納車を開始する予定との事です。

また、「e-Golf」は2013-2014日本カー・オブ・ザ・イヤーとなった「Golf」の電気自動車仕様で、来年半ばより発売を予定しています。価格については残念ながら、後日発表するとのプレスリリースがなされました。

今回発売されるe-UP!およびe-Golfはいずれも東京モーターショー2013でお披露目された自動車で、以前のこちらのコラムでも取り上げていました。

●GoGoEV関連コラム（2013年11月28日付）

-【東京モーターショー】フォルクスワーゲンのEV・PHEV

▲e-UP!

▲e-Golf

フォルクスワーゲンは、化石燃料に依存しない次世代モビリティとして電気自動車、プラグインハイブリッド車注目し、2014年までに電気自動車やハイブリッドカーを14モデル投入すると明言していました。また同社は、2020年には総生産台数の3％前後がEVやPHEVになると予測しています。

今回発売されるe-UP!は18.7kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載、航続距離は185km（JC08モード）となっています。運転モードには「Normal」、「ECO」、「ECO＋」という 3 つの走行モードがあり、それぞれ、60、50、40kWの出力になります。運転時はこれらを自由に選択し、省電力モードから快適な走行まで、その時々に合わせた運転が可能となります。

一方、e-Golfは、24.2kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載、航続距離は215km（JC08モード）です。日産リーフとほぼ同レベルの容量を搭載し、およそ同程度の航続距離になりそうです。また、e-UP!と同様、3つの走行モードが選べ、出力は、85、70、55ｋＷで調整する事ができます。

e-UP!、e-Golfともに200Vの普通充電ポートとCHAdeMOコネクタが標準装備され、日産LEAFや三菱i-Mievと同じように使えそうですね。

今年に入り、BMW、テスラ、フォルクスワーゲンと、輸入車において電気自動車が目立ってきましたね。そろそろ、国産車の電気自動車の新車種も出てきてほしいものです。

●参考ウェブサイト

-フォルクスワーゲン、2 台の電気自動車「e-up!」と「e-Golf」を日本に導入（フォルクスワーゲングループジャパン株式会社）