多くの電気自動車（EV）ユーザーにはおなじみとなっている、ニチコン株式会社が販売する「EVパワー・ステーション（以下、EVPS）」が、このたび、日産リーフ、トヨタMIRAIに続き、三菱自動車のアウトランダーPHEVに対応できるようになったと発表されました。

これはプラグインハイブリッド車（PHEV）としては世界で初めてであり、アウトランダーPHEVに充電した電気を、停電時や災害時などに住宅へ供給することが可能となります。

▲アウトランダーPHEV（出典：三菱自動車ウェブサイト）

●GoGoEV関連コラム

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-【EV充電】EVパワー・ステーションが三菱製EVに対応（ニチコン）（2013年9月9日付）

今回、アウトランダーPHEVに対応したのは、ユーザーからの要望が多かったためとのことであり、また、給電中にエンジンを始動させないことでEVと同様の扱いになることが確認できたことから商品化に至ったようです。なお、対応可能なアウトランダーPHEVは、急速充電口を装着された車両のみとなります。

▲V2Hシステム EVパワー・ステーション（高機能モデル　標準モデル　コンセントモデル）（出典：ニチコン株式会社ウェブサイト）

これまで、アウトランダーPHEVには、災害時の避難場所やアウトドアなどにおける利用を想定し、車両から直接家電製品に電力を供給することができる100V AC電源(1500W)がメーカーオプションとして提供されてきました。

これに加え、EV、PHEV、FCVなど様々な電動車両で利用できる汎用性の高い電力供給システムは、災害対策等を考えると有用な装置になると言えそうですね。今後の普及にも期待したいところです。

●参考ウェブサイト

-ニチコン株式会社ニュースリリース（2014年12月25日）

-三菱自動車工業ニュースリリース（2014年12月25日）