米国電気自動車（EV）ベンチャーのテスラモーターズは昨年9月、日本において同社主力車の「モデルS」の納車を開始しました。同社は自動車本体だけではなく、サービス面においても拡充を図っています。その1つが、スーパーチャージャーの整備です。

スーパーチャージャーとは、テスラ独自の充電スタンドで、最大出力120kwの出力が可能で、一般的な急速充電器（CHAdeMO規格）よりおよそ2倍以上のスピードで充電することが可能です。

▲2013東京モーターショーにて展示されたスーパーチャージャーのモックアップ

これまで、スーパーチャージャーは関東圏の3箇所にのみ設置されていましたが、このほど関西圏にも設置され、現在、合計5箇所で稼働しています。それら5ヶ所の設置場所は、六本木のグランドハイアットホテル駐車場（六本木）、東京ビックサイト駐車場（お台場）、テスラ・サービス工場（横浜）、ポートアイランドゴルフ倶楽部（神戸空港近く）、中古車販売店G-TOM（京都市山科区）で、基本的にはアクセス性が良く、比較的富裕な方が多いとされる施設等に設置したようです。

いずれも、近隣の施設で時間を有効に使うことができ、充電時間を弄ぶことなく充電が可能な場所に設置されています。また、それぞれのスーパーチャージャー設置数はグランドハイアットとG-TOMに2基設置、その他の場所に4基設置され、充電待ちなどへの配慮もされています。

▲スーパーチャージャー設置場所（出典：Tesla Motors・ウェブサイト）

まだまだ、日本で5箇所と全国をカバーするには少ない設置数ですが、今後の充電サービスの拡大に期待したいですね。また、充電だけではなく、テスラ社の他の様々なサービスが拡充することも楽しみにしたいです。

●参考ウェブサイト

-Tesla Motors Japan : 電気でGo!

（コラム執筆：toyasu）