最近、街なかで電気自動車（EV）・プラグインハイブリッド車（PHEV）やEV/PHEV向け充電スタンドを見かける頻度が多くなりました。その裏にはEV/PHEV業界を引っ張る多くの会社が存在します。今回のコラムでは、それの会社の一つの株式会社JTBコーポレートセールスと、同社が提供する充電スタンド認証サービス「新・JTBおでかけCard」についてご紹介したいと思います。

そもそもJTBコーポレートセールスとはどのような会社かというところですが、会社自体は2013年に設立された比較的新しい会社です。母体は日本の旅行業最大手JTBであり、その法人部門が統合され設立された会社です。

しかし、単に旅行商品を販売するだけではなく、顧客法人の事業目的達成をサポートを会社の目的として、販売促進活動や総務・人事、公務、教育事業と多種多様な案件を取り扱っています。充電スタンドの認証カードである「おでかけCard」もその一環として、旅行業、旅館・ホテル業の皆様に対する貢献として、同時に、EV/PHEVでご旅行される方向けとして事業が実施されています。

それでは、JTBコーポレートセールスが提供する「新・JTBおでかけCard」とはどのようなCardかご紹介いたします。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、これまでおでかけCardは充電認証サービス運営会社「チャデモチャージ」と提携して充電サービスを提供してきました。

○GoGoEV関連コラム（2013年6月1日付）

今回、チャデモチャージが日本充電サービスに発展解消されたことで、おでかけCardのサービスにも幾つかの変更があります。大きなポイントとしては以下５つが挙げられます。

１．合同会社日本充電サービス（NCS）と提携し、自社設置の充電器と併せて、およそ11,400ヶ所（※）の充電スタンドが使用可能

２．普通充電器は月額料金のみで使い放題

３．24時間365日フルサポート

４．レジャー施設などを割引価格で利用可能

５．充電するたびにポイントがたまる

（※）急速充電器、普通充電器の両方が設置されている重複を考慮した合計

▲JTBおでかけCardのサービス概要（出典：JTBコーポレートセールスウェブサイト）

他にも、JTBコーポレートセールスは自社運用の普通充電器を1000基保有し、全国の観光・宿泊・レジャー施設で運用しており、今後も増やしていく予定となっています。なお、JTBおでかけカードと他のNCSカードとの比較につきましては以下のコラムを参考にして頂ければと思います。

○GoGoEV関連コラム（2015年2月24日付）

-【EV充電サービス】充電認証サービスの最新情報（2015年2月24日現在）～NCSネットワーク機能付きおでかけカード、NCSカード、ゲスト料金を比較してみました。～

今後、JTBコーポレートセールスのようにEV/PHEV業界の発展を支える企業が益々増え、さらに業界が発展することを願っています。

●参考ウェブサイト：

-EV・PHVカー充電スタンドカード（JTBコーポレートセールスウェブサイト）