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2015年8月10日

【EV/PHEV】EVでない車がEV充電のための専用スペースに駐車したら罰金??

「あれ?充電スペースにEVでない車がとまっている。。。」という光景を目にしたことがある方は比較的多くいらっしゃるのではないでしょうか。これには筆者も困った経験があります。今日のコラムでは、この”充電スペースでのEV以外の自動車の駐車”問題に、ある施策を投じようとしている対策についてご紹介します。


電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)車の充電のための専用スペースにガソリン車が駐車されているのは実は日本だけではありません。EV/PHEVの普及が進むアメリカでも同様の現象が起こっています。


これに対してアメリカ・イリノイ州ではこの問題の解決のための規制を導入しようとしています。その規制とは、EV専用スペースにEVでない車が止まっていた場合、その車の所有者に罰金を請求するというもので、法律の制定を目指しています。なお罰金額は75ドル~100ドル(日本円で9,000円~12,000円)と通常の駐車禁止と同程度の価格になっています。


▲EV専用充電スペース(出典:Green Car Reports)


EVを利用しやすい環境を整えるため、イリノイ州のEVに乗っている方々が提案した法律だそうですが、知事の許可が出れば、2016年1月1日から有効になるとのこと。この法律によって、EVでない車に乗っている方が、「EV専用スペースにとめたら困る人がいる」という意識を持ってくれれば、非常に意味のあるものになると思います。


それ以外にも、EV/PHEVの充電については「充電完了後も自動車を動かさない」や「充電器台数が不足していつも充電待ちが発生している」など様々な課題があります。これらも含め、EVをとりまく環境が整い、より外出時に充電しやすくなるといいですね。これからもGoGoEVでは、EVの充電環境の向上のため、新しいアイデアにアンテナを張り、みなさんにご紹介していきたいと思います。


●参考ウェブサイト:

-Illinois Bill To Fine Car Owners Who Park In Electric-Car Charging Spaces Waits For Governor's Signature(Green Car Reports)

-イリノイ州における規制法案条文(イリノイ州政府)

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