EV充電関連ニュース&お知らせ

GoGoEVからのお知らせや、アンケートの結果、充電スタンド関連企業のプレスリリースを掲載しています。

2017年4月3日

【EV中古車】中古EVの価格調査(2017年4月2日調査)

GoGoEVでは電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)の中古車価格をおよそ3ヶ月毎に調査しています。前回、前々回、前々々回はそれぞれ、今年1月頭、昨年10月頭、6月末に調査を行いました。前回調査から丁度3ヵ月となりましたので、中古車価格調査を行いました。


これまでの調査と同じく、調査に用いるウェブサイトは、大手中古車検索サイトである、カーセンサー(http://www.carsensor.net/)とGoo-net(http://www.goo-net.com/)で、掲載台数が多い順で並べました。

なお、カーセンサーおよびGoo-netの両方に同じ自動車が掲載されている場合もありますので、両方の合算が中古車市場の全体数とはなりませんのでご注意ください。


●日産・LEAF

LEAFの中古車台数は1月より増加しました。前回調査でも増加しており、普及に伴って中古車としても多く出回っていることがわかります。なお、カーセンサー、Goo-NETいずれのサイトでもこの3ヶ月で100台以上増加しました。また、平均価格も下落しており、最安値で車体本体価格で35万円台からの車が現れました。バッテリーの状況も気になりますが、仮に電池を購入すると考えても非常にお得と思われます。

・新車定価:223.8万円〜(補助金交付後、税抜き)

カーセンサー(掲載数:895台):35.9万円〜356.9万円(車両本体価格のみ)、平均139.0万円(15.8万円下落)

Goo-net(掲載数:966台):35.9万円〜356.0万円(車両本体価格のみ)、平均145.5万円(18.8万円上昇)



●三菱・アウトランダーPHEV

アウトランダーPHEVはこの半年、中古車在庫台数がジリジリと減少しています。特にこの3ヶ月、カーセンサーでは70台、Goo-NETでも100台近くの減少となりました。それに伴い、カーセンサーでは平均価格も過去6ヶ月にわたり上昇傾向が続いています。モデルチェンジ前、後のいずれの自動車も好みと価格によって選べるのも中古車ならではとも言えそうです。

・新車:313.0万円〜(補助金交付後、税抜き)

カーセンサー(掲載数:243台):149.0万円~399.0万円(車両本体価格のみ)、平均314.9万円(5.0万円上昇)

Goo-net(掲載数:208台):149.0万円~399.0万円(車両本体価格のみ)、平均234.3万円(11.8万円下落)



●トヨタ・プリウスPHV

早くも2月に発売開始した新型プリウスもお目見えしていますが、まだまだ旧型プリウスPHVが中古車の主流となっています。新型の影響か、最低価格帯の自動車が増加しました。また、新型プリウスPHVは400万円台となり、中古車と言うよりも新古車の扱いで市場に流れているようです。なお、三菱アウトランダーなどに比べて、台数の変化は大きくないのも特徴です。

・新車定価:282.0万円〜(補助金交付後、税抜き)

カーセンサー(掲載数:187台):79.8万円〜469.0万円(車両本体価格のみ)、平均159.8万円(10.8万円下落)

Goo-net(掲載数:196台):79.8万円〜469.0万円(車両本体価格のみ)、平均172.3万円(0.9万円上昇)



●三菱・アイ・ミーブ

アイ・ミーブの中古車価格もついに30万円を割りこむところまで来ました。また、在庫台数もこの3ヶ月でほとんど増減なく、それほど多く市場で動きが無いように思われます。初期型については電池性能の劣化がどの程度か気になるところですが、LEAF同様、単なる電池として割り切ったとしてもお値打ちと言える価格となってきています。

・新車定価:197.4万円〜(補助金交付後、税抜き)

カーセンサー(掲載数:137台):29.8万円〜265.0万円(車両本体価格のみ)、平均75.9万円(10.0万円下落)

Goo-net(掲載数:113台):29.8万円〜265.0万円(車両本体価格のみ)、平均97.7万円(0.7万円上昇)



●三菱・ミニキャブ・ミーブCD

ミニキャブ・ミーブ(バンタイプ)の在庫台数は50台程度と、前回調査より20台程度増加しました。その一方で、価格には大きな変化はありません。ただし、i-mievやLEAF同様、最低価格の下落は発生しており、本体のみ40万円台(10.5kWhタイプ)からの購入が可能となっています。ちょっとしたトライアルでの購入でもリスクが少ないと言える状況です。

・新車:153.8万円〜(補助金交付後、税抜き)

カーセンサー(掲載数:55台):53.8万円~149.0万円(車両本体価格のみ)、平均88.0万円(2.0万円下落)

Goo-net(掲載数:52台):40.0万円〜149.0万円(車両本体価格のみ)、平均-万円


●BMW・i3

BMW i3はこの3ヶ月で在庫台数が10台程度増え、平均価格も10万円程度下落しています。ただし、最低価格の下落などはあまり見られず、台数が増加してきたことにより相場が徐々に定まってきたといった感じを受けます。BMW i3が比較的お手頃価格で手に入れることができるようになってきたことで、今後、中古車市場での動きも活発化するかも知れません。

・新車:485.5万円〜(補助金交付後、税抜き)

カーセンサー(掲載数:48台):238.0万円~358.0万円(車両本体価格のみ)、平均294.9万円(13.1万円下落)

Goo-net(掲載数:44台):239.9万円~358.0万円(車両本体価格のみ)、平均277.2万円(16.0万円下落)


●BMW・i8

カーセンサーおよびGoo-NET共に在庫台数は24台と、微増になりました。ただし、若干、在庫の自動車は異なります。前回調査より中古車台数が減っています。やはり、新車で1700万円以上の自動車ですので、最低価格でもなかなか1000万円を下回ることはありません。なお、カーセンサーの平均価格では前回より約59万円、1年前に比べておよそ350万円値下がりとなっていますが、値下がり幅が減少してきており、徐々に価格が落ち着きつつあると言えそうです。ただし在庫台数がまだ少なく、今後の動きには注目が必要そうです。

・新車:1823.5万円〜(補助金交付後、税抜き)

カーセンサー(掲載数:24台):1195.0万円~1950.0万円(車両本体価格のみ)、平均1479.0万円(59.0万円下落)

Goo-net(掲載数:24台):1195.0万円~1898.0万円(車両本体価格のみ)、平均-万円



●三菱・ミニキャブ・ミーブ・トラック

ミニキャブ・ミーブトラックは前回調査時点と比べ、価格帯は大きく変化していないものの、台数が微減となっています。また、車種は10.5kWhタイプのみが市場に出ています。走行距離も1万km以下が多く、新たに軽トラを買うのであれば、中古EV軽トラという選択肢もアリかも知れません。

・新車:136.1万円〜(補助金交付後、税抜き)

カーセンサー(掲載数:12台):74.0万円~98.0万円(車両本体価格のみ)、平均88.0万円(変化なし)

Goo-net(掲載数:17台):19.9万円~107.8万円(車両本体価格のみ)、平均-万円


●スマート・フォーツーエレクトリックドライブ

スマート・フォーツーエレクトリックドライブは、前回調査以降、大きな変化はありません。前回とほぼ同じ在庫ラインナップとなり、動きが少ないことがわかります。また、限定モデルであったBRABUSモデルや、ディズニーエディションも数台ですが在庫がありますので、ファンの方は今がチャンスかも知れません!

・新車:なし

カーセンサー(掲載数:12台):85.0万円~245.0万円(車両本体価格のみ)、平均132.0万円(9.0万円上昇)

Goo-net(掲載数:13台):115.0万円~245.0万円(車両本体価格のみ)、平均116.1万円


●テスラ・モデルS

モデルSは前回調査時点より在庫台数が増加し、それに伴ってか、値段も若干低下しています。最低価格が700万円を下回るモデルSも出回っており、低価格でいち早く手に入れたいとお考えの方は中古車もお薦めかも知れません。

・新車:760.0万円~

カーセンサー(掲載数:20台):695.0万円~1480.0万円(車両本体価格のみ)、平均917.3万円(81.5万円下落)

Goo-net(掲載数:11台):698.0万円~968.8万円(車両本体価格のみ)


●テスラ・ロードスター

前回、300万円台および400万円台で販売されていたロードスターが売れてしまったようで、今回の調査ではそれらの在庫がなくなっていました。一方で、中心価格帯は500万円台であり、まだまだ簡単に手が届く車とは言えそうにありません。

・新車:なし

カーセンサー(掲載数:5台):499.0万円~780.0万円(車両本体価格のみ)、平均568.0万円(3.0万円上昇)

Goo-net(掲載数:4台):499.0万円~780.0万円(車両本体価格のみ)、平均-万円


以上、2017年度1回目の調査を行いました。


日産LEAFは益々在庫台数が増加している一方で、三菱アウトランダーPHEVおよびトヨタプリウスPHVは在庫台数が減少、いずれも人気に陰りは見えません。さらに、2月に発売が開始されたばかりの新型プリウスPHVも中古市場にお目見えしており、今後の動向が注目されます。なお、LEAFおよびi-mievなどは既に中古車本体の価格は30万円程度からとなっており、劣化状況にもよりますが、まさに電池として購入してもお得と言える状況が生まれています。


また、海外メーカー製EV/PHEVについてはBMW i3の値段が落ち着き始めており、今後、安定的に取引が行われる可能性がありそうです。それ以外の自動車については、前回同様市場価格調整が行われている段階と言えるのではないでしょうか。


引き続きEV/PHEVの中古車市場の動きをウォッチしていきたいと思います。


○GoGoEV関連コラム:

-【EV中古車】中古EVの価格調査(2017年1月5日調査)

-【EV中古車】中古EVの価格調査(2016年10月2日調査)

-【EV中古車】中古EVの価格調査(2016年6月30日調査)

-【EV中古車】中古EVの価格調査(2016年4月8日調査)

-【EV中古車】中古EVの価格調査(2015年12月27日調査)

-【EV中古車】中古EVの価格調査(2015年6月22日調査)


コメント投稿

コメントをするにはログインまたはユーザー登録が必要です

コメント一覧
この記事にはまだコメントが投稿されていません