【EV】北京モーターショー2018で相次いで発表されたEV・PHEV

掲載日:2018年4月30日

昨年、2017年の1年間で中国国内で販売された自動車(乗用車および商用車)の数は2888万台でした。日本はここ数年500万台前後で推移していることを考えると、その市場規模は日本のおよそ6倍。さらに、そのうち、新エネルギー車と呼ばれる電気自動車(EV)およびプラグインハイブリッド車(PHEV)の販売台数は78万台、すなわち2%強となりました。
日本のEV・PHEVの年間販売台数が3万台前後、シェア1%弱であることを考慮すれば、中国市場における自動車の電動化速度の速さを理解する事ができます。

その中国において、今月25日から5月4日で行われている北京モーターショー2018。NHKなども含めて報道が行われましたが、やはり注目されるのはEV・PHEVをはじめとする電動自動車で、全出展台数およそ1000台中、170台あまりが新エネ車という情報もあります。本日のコラムでは、それら北京モーターショーで出品されたEV・PHEVの一部をご紹介したいと思います。

トヨタ自動車


トヨタ自動車は2019年に中国市場向けPHEVのカローラPHVとレビンPHVを、また、C-HRおよびその兄弟車であるIZOAのEVを2020年に発売すると発表しました。

▲カローラPHV(出典:トヨタ自動車ウェブサイト)


▲レビンPHV(出典:トヨタ自動車ウェブサイト)


▲C-HR・IZOA(ガソリン車)(出典:トヨタ自動車ウェブサイト)

HONDA


Hondaは中国市場専用に投入する初の量産EVのコンセプトモデルで、広汽ホンダの自主ブランドである「理念」のモデルとして2018年内の発売を予定しています。また、同車をカーシェアリング事業会社リーチスター社のサービスにも利用する予定との事です。

▲理念 EV CONCEPT(出典:HONDAウェブサイト)

Nissan


日産が中国市場向けに投入するのは中国市場で人気のセダン「シルフィ」のEVバージョンです。航続距離は中国基準で338kmとなっており、日産リーフと同じプラットフォームを使用していることから、外観形状もとても良く似ています。

▲シルフィ ゼロ・エミッション(出典:日産自動車ウェブサイト)

BMW


BMWが展示したのは、iシリーズ3車種目となる「iX3」でした。BMWではSUVタイプPHEV「X5」を既に発売していましたが、iX3は初めてのSUVタイプEVになります。航続距離はおよそ400km程度と予想されており、今後の発売が待ち遠しいです。

▲BMW iX3(出典:BMWウェブサイト)

メルセデス-マイバッハ


メルセデス-マイバッハが展示したのもはラグジュアリーEVでした。こちらはSUVとセダンの中間的な形状となったコンセプトモデルであり、500km程度の航続距離を想定している模様です。

▲メルセデス-マイバッハ Ultimate Luxury(出典:ダイムラーウェブサイト)

フォルクスワーゲン


フォルクスワーゲンは中国JAC社と昨年、新たな合弁会社を設立しました。そのJAC Volkswagenから新たに提案されたのがSOL E20Xという名のEVです。e-Golfやe-UP!の面影も見え隠れしつつも、やはり新たなタイプと言えそうです。航続距離は300km程度とのことで、思った以上に早く市場投入されるかも知れません。

▲JAC Volkswagen SOL E20X(出典:Youtube)

Volvo


VOLVOカーズは日本でXC60が2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、人気を博していますが、今回の北京モーターショーでは、今後、2025年までに販売する半数をEVとすると共に、小型SUVであるXC40のPHEVバージョンを中国で展開するとしています。これまでPHEVに軸足を置いてきたVOLVOカーズですが、今後、さらなる電動化に舵を切るとの発表が行われました。

▲Volvo XC40 T5 plug-in hybrid(出典:VOLVOカーズウェブサイト)

BYD


BYDは中国市場におけるEV最大手で、今回のモーターショーでは、宗、秦、e5の3車種のEVを展示しました。それぞれ、SUV、セダン、小型セダンです。それぞれの車名の数字は航続距離を表しているようで、秦およびe5については航続距離480km、宗は400kmとのことです。

▲BYD 秦EV450・宗EV400・e5 EV450 (出典:BYDウェブサイト)

LINK & CO


VOLVOカーズの親会社である吉利汽車(ジーリー)の新ブランド「LINK & CO」がVOLVO車をベースとしたSUVを開発していました。今回発表されたのはそのPHEV版。今後、2020年頃を目処に欧州市場にて販売されるようです。

▲LINK & CO SUV01 PHEV(出典:LINK & COウェブサイト)

以上、本日のコラムでは、北京モーターショーにて発表されたEV・PHEVについて、その一部をご紹介しました。今回のモーターショーでは現地に行けず、各社のプレスリリースなどを手掛かりにコラムを書きましたが、2年後はさらなる進化を遂げている可能性もあり、次回は現地取材も考えたいと思います!

●参考ウェブサイト:
-北京モーターショー開幕 電気自動車 最新モデルを競う(NHK2017年4月25日報道)
-自動車販売台数速報 中国 2017年(MARKLines)
-トヨタ自動車、中国で、2020年までに10の新たな電動車を追加(2018年4月25日付トヨタ自動車プレスリリース)
-2018年北京モーターショーで中国専用電気自動車「理念 EV CONCEPT」を世界初公開(2018年4月25日付HONDAプレスリリース)
-日産自動車、2018年北京モーターショーにて「シルフィ ゼロ・エミッション」を世界初公開(2018年4月25日付日産自動車プレスリリース)
-比亚迪三款纯电动汽车北京首发●智领上市(BYD社2018年3月31日付ニュースリリース)
-LYNK & Coウェブサイト
-Volkswagen Group accelerates its efforts to deliver advanced People’s Mobility solutions in China(2018年4月25日付フォルクスワーゲンプレスリリース)
-World premiere of Vision Mercedes-Maybach Ultimate Luxury: Exclusive motoring at the highest level(2018年4月24日付ダイムラープレスリリース)
-The BMW Concept iX3(2018年4月25日付BMWプレスリリース)
-Volvo Cars aims for 50 per cent of sales to be electric by 2025(2018年4月25日付ボルボカーズプレスリリース)

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