EV充電関連ニュース&お知らせ

GoGoEVからのお知らせや、アンケートの結果、充電スタンド関連企業のプレスリリースを掲載しています。

2018年12月17日

【充電スタンド】2018年版・都道府県別充電スタンドランキング

GoGoEVでは登録されている充電スタンドについて、都道府県別での表示も行っています。200V普通充電スタンドおよびCHAdeMO充電スタンドを合わせた数は、東京都が最も多く、神奈川県、愛知県、千葉県、埼玉県、兵庫県、大阪府、北海道と続きます。一方、それぞれの都道府県は広さや道路の整備状況なども異なるため、単に充電スタンド数だけで比較するのは不十分と言えます。


そこで本日のコラムでは、都道府県別充電スタンド設置数について、幾つかの視点から2018年12月10日時点のGoGoEV登録情報を元にランキングしてみました。なお、GoGoEVでは複数の充電器が同じ場所にある場合、それらを合わせて1ヶ所の充電スタンド数として整理しています。


1. 都道府県別の充電スタンド数ランキング

まず、GoGoEVに登録されている充電スタンド数について、CHAdeMO充電スタンドと普通充電スタンド(200V/100V)でランキングしてみました。いずれも、上位10都道府県はいずれもほぼ同じですが、長野県のみCHAdeMO充電スタンドに対して普通充電スタンドの数が多い傾向が見られます。

また、全体的な傾向として、大都市部の方が数が多いという部分も見て取れます。


充電スタンドが少ない都道府県の下位については、山陰2県と四国4県が目につくように思います。あと、充電スタンド整備を推進していた関西地方の中で、奈良県内の数が少ない点などは少し目につきますね。



2. 面積あたりの充電スタンド数ランキング

続いて、各都道府県の面積に対し、設置されている充電スタンド数をランキングしてみました。表は10平方キロメートル(10km×10km)あたりの充電スタンド密度として整理しています。これを見ると、都道府県の大きさが反映されるため、どの程度、充電スタンド整備に力を入れているかがわかります。


CHAdeMO充電スタンドについては、充電スタンドの絶対数自体が多い、神奈川、東京、大阪、埼玉の各都県はいずれも10平方キロメートルあたり約10台のCHAdeMO充電スタンドが設置されています。


また、普通充電スタンドについては、東京都は10平方キロメートルあたり100台を超えており、その多さが他の都道府県に対して際立っていることがわかります。2位以降にランキングされている、神奈川、大阪、埼玉、千葉、愛知までと、それ以下に一つ隔たりがあるように思われます。


ただ、面積が広い道県はこの評価の場合、どうしてもランキング低位になってしまいますね。



3. 道路総延長距離あたりの充電スタンド数ランキング

最後に、各都道府県の道路総延長距離に対し、設置されている充電スタンド数をランキングしてみました。表中では各都道府県の総道路延長距離100kmあたりの充電スタンド数を計算しています。


これを見ると、CHAdeMO充電スタンドについては神奈川県の多さがわかります。普通充電スタンドについても神奈川県がランキング1位となり、古くから電気自動車の普及および充電スタンド整備に力を入れていたことが良くわかります。


また、滋賀県や熊本県、佐賀県などはCHAdeMO充電スタンドの整備が進んでいたことは意外でした。H25年度より始まった各都道府県の「充電インフラ整備ビジョン」などが功を奏したのが、これらの都道府県ではないかと想像されます。

他に、石川県や沖縄県のように、普通充電スタンドの整備に力を入れている都道府県などがあることもわかってきました。


反対に、面積でも道路延長距離のいずれでも下位にある都道府県の場合は、面積カバーという視点でも、道路距離に対する設置数という点でも、まだまだ十分ではないと言えるかもしれません。




以上、本日のコラムでは、都道府県別の充電スタンド設置状況について、幾つかの視点から比較を行ってみました。皆さんのご意見や気付きなどもありましたら、是非、お寄せ下さればと思います!


●参考ウェブサイト:

-GoGoeV充電スタンド設置基数 都道府県別

-国土交通省・道路統計年報2017

コメント投稿

コメントをするにはログインまたはユーザー登録が必要です

コメント一覧
この記事にはまだコメントが投稿されていません