GoGoEVからのお知らせや、アンケートの結果、充電スタンド関連企業のプレスリリースを掲載しています。
2019年4月29日
10連休のゴールデンウイーク、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、GoGoEVでは電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)の中古車価格をおよそ3ヶ月毎、定点調査しています。前回、前々回はそれぞれ、今年1月、昨年10月に調査を行いました。前回調査からまた3ヵ月が経過しましたことから、中古車価格調査を行いましたので報告いたします。
これまでの調査と同様、大手中古車検索サイトである、カーセンサー(http://www.carsensor.net/)およびGoo-net(http://www.goo-net.com/)の検索結果を用います。
ただし、カーセンサーおよびGoo-netの両方に同じ自動車が掲載されている場合もあります。従いまして、両方の合算が中古車市場の全体数とはなりませんのでご注意ください。
なお、前回から、型式別での表現とし、平均価格表示は取りやめています。
新型「リーフ」の在庫が、この3ヵ月でさらに2倍以上となりました。半年前に比べるとおよそ4倍と、市場に出回る数が急増しています。また、最低価格帯も前回より20万円下落し、200万円を切るところまで出始めています。ほとんど走行していない新古車も多く、新型「日産リーフ」の販売が苦戦しているのではないかと心配になります。
・新車定価:251.7万円〜(補助金交付後、各種税抜き)
・カーセンサー(掲載数:501台):198.0万円〜399.0万円(車両本体価格のみ)
・Goo-net(掲載数:732台):194.4万円〜399.0万円(車両本体価格のみ)
旧型「リーフ」の在庫状況は、3か月前と比べて、およそ100台前後の増加となりました。ただ、中心価格帯については前回同様、あまり変わっていません。旧型「リーフ」については、本体価格が100万円未満の自動車が在庫の半数を占めているような状況から、電気自動車のエントリーとして一定の回転がしているように見えます。
・新車定価:223.8万円〜(補助金交付後、各種税抜き)
・カーセンサー(掲載数:571台):38.9万円〜198.1万円(車両本体価格のみ)
・Goo-net(掲載数:860台):38.8万円〜239.8万円(車両本体価格のみ)
e-NV200の在庫は、前回調査ではバンタイプ、ワゴンタイプのいずれも1台ないしは2台の在庫でしたが、今回調査ではいずれも15台前後の在庫が確認されています。出回っている自動車の数が限られること、また、ここ1、2年では最もお買い得な価格領域に入っているため、手に入れるチャンスと言えるかもしれません。
・新車:286.0万円~(補助金交付後、各種税抜き)
・カーセンサー(掲載数:16台):159.9万円~205.9万円(車両本体価格のみ)
・Goo-net(掲載数:17台):159.9万円~199.9万円(車両本体価格のみ)
●ワゴンタイプ・新車:394.2万円~(補助金交付後、各種税抜き)
・カーセンサー(掲載数:17台):168.0万円〜215.9万円(車両本体価格のみ)
・Goo-net(掲載数:15台):168.0万円〜215.9万円(車両本体価格のみ)
新型プリウスPHVの中古車市場での在庫台数は3か月前と比較し、若干の増加となりました。価格帯についても、ほとんど変化なく、中心価格帯も250~300万円程度で安定しています。最低価格についてもほとんど変化が見られません。
米国では本型式のプリウスPHVは、2018年のEV・PHEV年間販売台数でテスラModel3に次ぐ2位となるなど、世界全体では売れている車種ですので、中長期的には、中古市場でも世界的に引き合いがあると言える車種になってきたと言えそうです。
・新車定価:282.0万円〜(補助金交付後、各種税抜き)
・カーセンサー(掲載数:296台):210.0万円〜394.0万円(車両本体価格のみ)
・Goo-net(掲載数:286台):210.0万円〜444.0万円(車両本体価格のみ)
(出典:トヨタ自動車ウェブサイト)
3代目プリウスPHVの在庫数については、若干の増加となりました。前回調査に比べ、およそ40台増え、それに伴い、中心価格帯も100万円前後となっています。ただ、それでも大きく値崩れした感じは受けません。在庫数が増えた分、選択肢が増えたとみても良いかもしれません。
・新車定価:なし
・カーセンサー(掲載数:181台):58.0万円〜388.0万円(車両本体価格のみ)
・Goo-net(掲載数:181台):59.0万円〜298.0万円(車両本体価格のみ)
今回の調査でも、あらためて三菱自動車アウトランダーPHEVの根強い人気を感じさせられました。在庫台数がいずれのWEBサイトでも150台以上減っていました。平均価格がこの半年で、カーセンサーでは306.0→299.8→259.8万円、Goo-NETでは226.2→210.6→213.5万円と変化しており、一部、100万円を少し上回るような車種が出始めましたが、それでもなお、値崩れせず、在庫を大きく減らすことができるほど、一定の売れ行きがある車種であることは、驚きです。
・新車:313.0万円〜(補助金交付後、各種税抜き)
・カーセンサー(掲載数:505台):109.0万円~425.0万円(車両本体価格のみ)
・Goo-net(掲載数:504台):129.0万円~425.0万円(車両本体価格のみ)
この3ヵ月、アイ・ミーブの中古車在庫台数はさらに減少し、いよいよ60台程度となってきました。また、価格もいよいよ下がり始め、最低価格帯も再度、30万円台からではじめ、平均価格もカーセンサーで67.7万円、Goo-NETで87.8万円となっています。中古アイ・ミーブを手に入れるのは、そろそろ最後の局面に入ってきたと言えそうです。
・新車定価:197.4万円〜(補助金交付後、各種税抜き)
・カーセンサー(掲載数:63台):35.6万円~139.8万円(車両本体価格のみ)
・Goo-net(掲載数:65台):35.6万円〜139.8万円(車両本体価格のみ)
ミニキャブ・ミーブ(バンタイプ)の中古車市場の動きは、3ヵ月前と比べて、ほとんど変化がありません。最低価格、最高価格、在庫台数もほとんど同じとなっています。本車種は今年後半より、郵便局の自動車に採用され導入される予定ですので、再度注目されるかもしれません。
・新車:153.8万円〜(補助金交付後、各種税抜き)
・カーセンサー(掲載数:28台):52.8万円~129.8万円(車両本体価格のみ)
・Goo-net(掲載数:28台):52.8万円〜129.8万円(車両本体価格のみ)
ミニキャブ・ミーブトラックの中古車については、カーセンサーのみに掲載されており、価格も100万円を超える設定となっています。かつて、50万円台などの車種もありましたが、在庫数が少ないため、どうしても割高になっているように感じます。既に生産停止の車種ですので、中古市場で手に入れることができるだけでも有難いとも言えそうです。
・新車:なし
・カーセンサー(掲載数:2台):106.0万円〜110.0万円(車両本体価格のみ)
・Goo-net(掲載数:0台):掲載なし
BMW i3の中古車市場における在庫台数は、この3ヵ月でほとんど変化しておらず、また、価格については低下しています。この半年間で、カーセンサーの平均価格は275.0万円→343.8万円→264.7万円となり、Goo-NETの平均価格も217.5万円となりました。本体価格で200万円を切るi3の在庫も出始めたことも注目です。BMWが好きで、また電気自動車を欲しいと考えておられた方には、お手頃な1台となるかもしれません。
・新車:432.3万円〜(補助金交付後、各種税抜き)
・カーセンサー(掲載数:60台):185.8万円~398.0万円(車両本体価格のみ)
・Goo-net(掲載数:45台):185.8万円~398.0万円(車両本体価格のみ)
BMW・i8の在庫台数は前回調査より若干減少し、最低価格帯は900万円を切るところまではいってきました。前回調査で初めて1,000万円を切りましたが、価格低下が進んでいるようにも感じられrます。在庫について、価格が安いものは数万km走っていますが、新車同様の中古車もまだまだ多く取り扱われていることも、i8の中古市場の特徴です。
・新車:1863.3万円〜(補助金交付後、各種税抜き)
・カーセンサー(掲載数:30台):898.0万円~2200.0万円(車両本体価格のみ)
・Goo-net(掲載数:27台):898.0万円~2019.0万円(車両本体価格のみ)
日本で2013年に発売が開始されてから、6年になるスマート・フォーツーエレクトリックドライブ。在庫数、価格帯についても、この半年、ほとんど変化がありません。ディーラーやメーカー認定中古車もあることから、比較的安心して購入できるのも特徴かもしれませんね。
・新車:なし
・カーセンサー(掲載数:6台):95.0万円~148.0万円(車両本体価格のみ)
・Goo-net(掲載数:9台):95.0万円~190.0万円(車両本体価格のみ)
アメリカのEV・PHEV市場で3番目に人気のあった「テスラモデルS」ですが、日本市場でも変わらず人気が続いています。ただ、中古市場では価格の下落が続いており、いよいよ本体価格が400万円を切る車種も出始めました。なお、中古市場では2014~2015年頃に販売されたものがお買い得になっているようです。
・新車:760.0万円~(補助金交付後、各種税抜き)
・カーセンサー(掲載数:27台):399.0万円~1350.0万円(車両本体価格のみ)、平均930.0万円(132.0万円上昇)
・Goo-net(掲載数:24台):478.0万円~1350.0万円(車両本体価格のみ)
これまで中古市場にほとんど出回ってこなかった「テスラモデルX」ですが、徐々にですが中古車の在庫台数が増えてきています。価格帯もいよいよ1000万円を切るものも出始め、車種も75D、90D、100D、P100Dと、モデルXの主要車種が出揃っているようにも見えます。ただ、モデルSに比べるとまだまだ高いという印象はありますね。
・新車:923.9万円~(補助金交付後、各種税抜き)
・カーセンサー(掲載数:14台):898.0万円~1290.0万円(車両本体価格のみ)
・Goo-net(掲載数:8台):898.0万円~1175.0万円(車両本体価格のみ)
この半年間、在庫台数が0台となっていたロードスターですが、今回の調査で在庫が復活しました。カーセンサーおよびGoo-NETのいずれも同じ車が3台、掲載されています。価格も400~600万円の間となっています。
・新車:なし
・カーセンサー(掲載数:3台):439.0万円~598.0万円(車両本体価格のみ)
・Goo-net(掲載数:3台):439.0万円~598.0万円(車両本体価格のみ)
フォルクスワーゲンのプラグインハイブリッドモデル「Golf GTE」ですが、在庫台数は若干の減少となりましたが、価格については3か月前と大きく変わっていません。中心価格帯も前回の220~270万円に対し、今回は、230~270万円となっています。フォルクスワーゲンGolfの人気に伴い、GTEについても安定した中古市場での販売となるかもしれません。
・新車:414.2万円〜(補助金交付後、各種税抜き)
・カーセンサー(掲載数:30台):218.0万円~373.9月万円(車両本体価格のみ)
・Goo-net(掲載数:36台):234.8万円〜399.9万円(車両本体価格のみ)
[:image]https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/tools-customform-img/image/original/201710/b115e94c2a7d5ea1395f72c25da0708b.jpg[:image]
以上、2019年度1回目の調査を行いました。今回の特徴は、新型「リーフ」の在庫数の増加と価格低下、そして、アウトランダーPHEVの中古市場での安定感です。新型「リーフ」については、思った以上に販売が苦戦しているのではないかと心配になります。
その一方、アウトランダーPHEVは、新車販売も順調に推移しているようで、中古市場にもその影響が表れているように思います。ガソリン車まで含めるとアウトランダーPHEVもそこまで大ヒットとは言えないかもしれませんが、EV・PHEV業界では、プラグイン車の普及を後押ししている代表的な自動車と言えるでしょう。
●参考ウェブサイト:
-H30年度電気自動車・プラグインハイブリッド車の補助金額(次世代自動車振興センター)
○GoGoEV関連コラム:
-【EV中古車】中古EVの価格調査(2019年1月7日調査)
-【EV中古車】中古EVの価格調査(2018年10月8日調査)
-【EV中古車】中古EVの価格調査(2018年7月2日調査)
-【EV中古車】中古EVの価格調査(2018年4月8日調査)
-【EV中古車】中古EVの価格調査(2018年1月8日調査)
-【EV中古車】中古EVの価格調査(2017年10月1日調査)
-【EV中古車】中古EVの価格調査(2017年7月2日調査)
-【EV中古車】中古EVの価格調査(2017年4月2日調査)
-【EV中古車】中古EVの価格調査(2017年1月5日調査)
-【EV中古車】中古EVの価格調査(2016年10月2日調査)
-【EV中古車】中古EVの価格調査(2016年6月30日調査)
-【EV中古車】中古EVの価格調査(2016年4月8日調査)
2024年11月18日 【結果報告】環境問題への対策のための実証実験【昼充電へのシフトによる環境貢献】New |
2024年11月5日 環境問題への対策のための実証実験が終了しました【ご協力への感謝と参加特典のご案内】 |
2024年10月17日 パワーエックス 月額プラン「PowerX First」の提供開始を発表!業界最安級の従量課金制でEV充電のファーストクラスを実現 |
2024年10月1日 idemitsuでんきの【3つのおトク】!新規入会で電気料金が割引になるキャンペーンも実施中!【11月30日まで】 |
コメントをするにはログインまたはユーザー登録が必要です