東京都が3月21日に開催したマンションへの電気自動車（EV）用充電設備設置に関する無料相談会では、各充電事業者による充電サービスのプレゼンテーションが行われました。

各社それぞれ特色を挙げられていましたので、一社ずつご紹介いたします。

今回は中央電力株式会社です。

中央電力株式会社について

中央電力株式会社はマンション向けの電力効率化事業を行っている会社です。

マンション一棟分の電気を一括購入して単価を安くする「マンション一括受電サービス」は、約2,200棟175,000世帯のマンションへ提供されています。

2023年4月からはマンション向けに新たに「マンション防災サービス」の提供を始め、集合住宅向けEV充電サービスとあわせて提案します。

「マンション防災サービス」とは？

「マンション防災サービス」は、マンションへ太陽光パネルや蓄電池の設置などを行い、停電時でも共用部で電気が使えるようにするサービスです。

このサービスと併用してEV用充電器を設置することで、脱炭素化・グリーンモビリティの実現を目指します。

太陽光発電システム＋蓄電池の設置による高い防災力！

太陽光発電システムと蓄電池を初期費用無料※で設置。

災害による停電時も、パソコン・スマートフォンの充電やエレベーターなど、避難時に必要な設備への電力供給が可能です。

※『一括受電「EneAll」サービス』との併用の場合

専有区画へEV用充電設備を無償提供！

専有区画へ最大10台のEV用充電設備を無償提供します。

複数台設置した場合は、充電設備の設置台数分の契約電力設定をする必要がありますが、同時充電可能な台数を制御することで電気料金の上昇を防ぐことができます。

また、専有区画での充電は移動が発生しないため、居住者は安心して長時間の充電が可能です。

「EV・PHEV充電サポートサービス」も提供

EV充電設備を共用部に設置し、共同で利用する「EV・PHEV充電サポートサービス」も提供しています。

長年マンションの電気設備に関わるサービスを提供してきた強みを活かし、マンションに最適な充電設備の導入を提案します。

一貫したサポート体制

マンションの状況に応じて最適な充電設備の設置プランを提案。

居住者への説明や安全な設置工事、設置後の運用管理まで一貫したサービスを提供します。

アプリの提供

充電設備の利用予約や料金の支払いができるアプリを提供。

利用者はアプリで決済できるのでスムーズに利用することができます。

充電に使用された分の電気料金相当額は中央電力から管理組合へ支払われます。

補助金申請代行

設置コストの削減を全面サポート。

手間がかかる補助金の申請も代行します。

そのほか、充電器の種類も設置場所や出力によって選択が可能です。

Panasonic製の4kW出力ケーブル付きスタンドタイプや壁付けタイプ、倍速の6kW出力タイプを始め、他メーカーの充電設備も取り扱います。

ほか充電事業者各社の充電サービスに関しましては記事に掲載次第、まとめていきますのでこちらの記事をご確認ください。