【特集記事】グリーンロードモータース小間社長インタビュー(第1回):GLMの始まりから京都へのこだわり、そしてコア技術

掲載日:2013年7月16日

京都にグリーンロードモータース(GreenLordMotors:以下GLM)というEVベンチャー企業があります。この会社は往年の名車「トミーカイラZZ」をEVとして復活させた企業で、このところマスメディアなどでも注目されています。
GoGoEVでは日本発EVベンチャーとして発展を続けるGLM社に伺い、社長の小間裕康氏からお話を伺って参りました。そこで今回より全三回に分け、GLM社についてレポートいたします。初回はGLMの始まり、京都にこだわる理由、そしてコア技術についてお伝えします。



【GLMの始まりは?】
3年前に様々なEVベンチャーが生まれる中、GLMは京都大学ベンチャービジネスラボラトリーのプロジェクトから生まれました。ここでベンチャー支援を受ける中で、京都の様々な部品メーカーとのつながりができました。そして、京都には非常に有力な部品メーカーがそろっていることを知り、京都の部品メーカーと協力することでEVの世界においては大手自動車会社と戦えると感じました。

【京都での開発にこだわる理由は?】
理由は3つ挙げられます。
① テクノロジーの京都
ニチコン,GSユアサ,日本電産などをはじめとした、EVに不可欠な部品のサプライチェーンが充実しています。実は京都だけですべてのEV部品がそろうのです。
② スポーツカー文化の京都
トミーカイラをはじめ,童夢(レーシングカー製造会社),コジマエンジニアリング(モータースポーツ関連企業)が京都を拠点としており、実は京都はレーシングカー職人が多い都市なのです。
③ 環境モデル都市の京都
京都は温室効果ガスを大幅に削減する社会の実現に向け,高い目標を掲げ、先駆的なチャレンジを行っています。中でも京都市は「環境モデル都市」として国から認定されています。環境への意識が高い京都において、環境性能に優れたEVを開発することに、意義を感じています。

【GLMのコア技術は?】
EVの技術、すなわち充電池の技術は時間とともに発展していきます。そのため電池技術の最先端を追いかけていくと開発費が莫大になってしまいます。そこでGLMでは電池技術を追いかけるのではなく、むしろ“車体技術”に重点を置いて開発し、新たなビジネスモデルを構築しました。この“車体技術”とは、車体で剛性などの強度を担保することで、エクステリアだけでなく充電池すらも顧客のニーズに合わせて組み合わせることができる、画期的な技術です。これにより、オーダーメイド感覚で世界に一台だけのEVを作ることができるようになりました。






今回はGLMの小間裕康社長に、GLMの始まり、京都にこだわる理由、そしてコア技術について尋ねてきました。今回の取材を通じ、GLMが、大手自動車メーカーから販売されているEVや海外のEVベンチャーが開発中のEVのいずれとも異なる視点、テクノロジーでビジネスを展開していることが良くわかりました。また、「京都」にこだわることにより、京都ならではのネットワークが作り出すベンチャー企業の姿が垣間見えてきました。
GLMは去る5月16日よりトミーカイラZZの販売予約を開始しております。そこで次回は、「トミーカイラZZ」に注目し、自動車のターゲットや競合他社などについて伺い、レポートしたいと思います。

●グリーンロードモータース


この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿がまだありません

この記事にコメントを投稿するにはログインが必要です。

ログインする