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2014年1月6日
中国自動車メーカーBYDオートはロンドン市に同社製のEVバスを納車したと12月20日発表しました。納車されたバスは「eバス」と呼ばれるモデルであり、一回の充電で最大250kmの運転が可能であり、ロンドン市内の507系統および521系統で利用されるとのことです。
250kmというと、例えば東京ディズニーリゾートのある浦安から羽田空港までの走行距離はおよそ33㎞です。すると、フル充電で一日約3.5往復することが可能となります。
BYDが採用した電池は、従来のリチウムイオン電池より出力が大きいとされるリン酸鉄リチウムイオン電池であり、この電池を利用することで車両の重量増を抑える一方、長い航続距離を実現しました。なお、「eバス」の全長は12mで、最大120名が乗車可能であり、ディーゼルエンジンのバスと比較し静粛性に優れ、乗客に優雅な移動空間を提供できるというメリットがあります。
また、今回採用された充電電池の充電可能回数は4000回以上であるとの事ですが、路線バスへの適用を考慮すると若干物足りなり気もします。また、フル充電までは急速充電器で約5時間必要です。今後のバッテリー耐久性の向上や、それによるEVバスの普及も期待したいものです。
○参考ウェブサイト
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