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2014年4月7日

【充電システム】7kW非接触充電装置を開発 (東芝)

東芝研究開発センターによる「研究開発ライブラリ」によると、同社が7kWレベル非接触EV充電装置を開発しているとのことです。現在、日本で実用化されている家庭用普通充電器はおよそ3kWであることと比較すると、およそ2倍の速さの充電が非接触で行える事になります。


電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)を既にお使いのユーザー様に取りましては良くご存じのとおりですが、家庭やオフィスの駐車スペースなどで、わざわざ充電用ケーブルを出し、電源コンセントに接続して充電する作業に時間がかかったり、それ自体が煩わしいということがあります。


そのため、EV/PHEVの更なる普及のためには、充電作業の煩わしさを解消する非接触充電は重要な技術と考えられています。


今回東芝が開発した非接触充電装置は磁界共振方式を採用、EVに搭載された二次電池制御装置との連携動作で、二次電池の7kW非接触充電を行えるということです。また、本方式の特徴は、ワゴン車など床下高が広い車種にも適用可能な点です。


無線LANを用いて送電装置と受電装置を制御し、二次電池の充電状態の変化に応じて最適な充電電圧を選択し、電力伝送効率をほぼ一定に保持するため、送電コイルと受電コイルの位置が自動車の左右方向に25cmずれても、高い電力伝送効率が得られるよう調整しているとのことです。



▲東芝が提案する非接触充電装置のフェライト配置とコイル特性(出典:東芝レビューウェブサイト)


2014年度より実証試験を開始する予定で、送電電力を増強し、EVバスなどへの応用や非接触充電の普及促進のための国際標準化、法制化の活動にも積極的に参加していくとのことです。


自動車会社だけでなく、電気関係各社が開発している非接触充電システムの今後にも、期待が膨らみます。


●参考ウェブサイト:

-東芝研究開発センター・研究開発ライブラリ

-東芝レビュー 68巻7号(2013年7月号)

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