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2014年5月23日
先月21日に北京で行われた中国オートショーにおいて、独自動車大手のDaimler(ダイムラー)と中国EVメーカーBYDによる合弁会社Shenzhen BYD Daimler New Technology Co., Ltd(ブランド名:DENZA)は、同社の電気自動車を今年9月より中国市場にて発売すると発表しました。
Denzaについては、スイスの重電大手ABBが、3月に急速充電システムを供給すると発表したところであり、中国市場において本格的にEV市場が立ち上がり始めたと言えるでしょう。
●GoGoEVコラム(2014年3月14日付)
【EV】Daimler(ダイムラー)とBYDの合弁会社DENZAに、ABBが急速充電器を供給DENZAは369,000元(約600万円:1元=16.5円)で発売され、中央政府ならびに地方政府による補助金が12万元程度出ることが想定されており、実質価格は日本円で400万円程度になると考えられます。
▲DENZA発表会@北京オートショー(出典:Dimlerウェブサイト)
DENZAは、47.5kWhと、日産リーフのほぼ2倍のバッテリを搭載し、一般のガソリン車と同様の走行を行っても、およそ300kmの走行が可能です。最大出力は86kW、最高速度は150km/hです。
販売は北京、上海、深センから行われ、次いで広州、杭州、天津に拡大する予定とのことであり、また、生産は深センのShenzhen BYD Daimler New Technology Co., Ltdにて行われます。DENZAはこれまで、120万km以上の様々な道路条件、気象条件下で実走行試験を行われており、中国においても安心して使える自動車に仕上がっているとのことです。
EVは中国政府による強い後押しがありますので、今後、爆発的な普及が起こるかも知れません。欧州メーカに負けず、日本メーカも中国市場で頑張って欲しいですね!
●参考ウェブサイト:
-Daimler-BYD Joint Venture’s New All-Electric Vehicle DENZA unveiled at Auto China(ダイムラープレスリリース)
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