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2014年8月27日
米国電気自動車(EV)ベンチャーのテスラモーターズは昨年度、同社の主力車種「モデルS」が炎上するという事故を起こしていました。高速道路を走行中に、前方を走行中の自動車の落下物にモデルSが乗り上げるなどした場合、車体下部に設置されているバッテリが破損し、炎上したことが原因のようです。
●テスラモーターズに関する新聞報道:
-米テスラ、破竹成長にブレーキ EV炎上事故10月以降3件(2013.11.9付産経新聞ウェブ版)
この対策として、テスラモーターズはオンラインアップデートによって自動車の設定を変え、事故が起こり難くしたとのことです。すなわち、高速走行中にはモデルSの車高を高いままとするように設定し、バッテリと障害物との接触を起し難いようにしました。
さらに、テスラモーターズは、今年8月6日~9日まで米国ラスベガスで行われたハッカーイベント「DEFCON」にて人材探しを行ったとの報道が行われました。これは、モデルSのセキュリティ向上のためと見られており、ウォールストリートジャーナルによると、既に1つ以上のセキュリティの欠陥を修正したとされています。
今後、ますます自動車にパソコンやスマートフォンのような機能が付いてくるのでしょうが、一方、インターネットの世界でも指摘されているセキュリティの問題をどのように防ぐかも重要になってくるとみられます。世界各社がどのような戦略で自動車を展開するのか、楽しみです。
●参考ウェブサイト:
-米テスラ、EVで旋風 自動車業界の常識をIT流で破る(2014/8/12付・日本経済新聞 電子版)
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