ドイツの高級車メーカーとして知られるメルセデスベンツが、同社初のプラグインハイブリッド車（PHEV）を同社最高級モデル「Sクラス」に追加しました。「S550プラグインハイブリッドロング」の価格は1590万円と、ガソリンエンジンの「S550ロング」と同じ価格設定になっています。

（出典：autoblog）

（出典：メルセデスベンツWEBサイト）

S550プラグインハイブリッドロングが搭載する駆動用リチウムイオン電池の総電力量は8.7kWhで、バッテリーのみでおよそ35kmの走行が可能です。ちなみに、プリウスPHVは4.4kWh、アウトランダーPHEVは12kWhのバッテリ搭載容量です。

また、S550プラグインハイブリッドは急速充電器には対応しておらず、プリウスPHVと同様、普通充電器で充電することになります。電池残量が10％の状態からほぼ満充電されるまでの所要時間は約4時間とのことです。

気になる走行性能は、排気量約3000ccのV6エンジンにモーターを組み合わせることで、V8エンジン並みの高出力を得ており、「S550ロング」より0.5秒速い、0-100km/hを5.2秒で加速します。

さらに、メルセデス・ベンツの安全技術「インテリジェントドライブ」のセンサーなどを利用して、EV走行距離を伸ばすためのインフォメーションや、無駄な燃料消費につながる不要な加速をドライバーにつたえる機能も備えているということです。

同社はSクラスだけでなく、Cクラスにもプラグインハイブッリドモデルを追加することを予定しています。今後益々、プラグインハイブリッド、100%電気自動車の選択肢が増えそうですね。

●参考ウェブサイト

-メルセデスベンツ・ホームページ

-autoblog