EV充電関連ニュース&お知らせ

GoGoEVからのお知らせや、アンケートの結果、充電スタンド関連企業のプレスリリースを掲載しています。

2016年8月5日

【PHEV】新型プリウスPHV・発売が今冬へ後倒し

8月3日、トヨタ自動車は新型プリウスPHVの国内発売時期を延期すると発表しました。先日のGoGoEVコラムでも掲載しましたが、当初、今年秋の発売で予定されていました。朝日新聞等の報道によれば、ドア関係の生産に遅れがあるとのことから、万全の態勢にするため、冬への延期となった模様です。


○GoGoEV関連コラム(2016年7月8日付):

【PHEV】新型プリウスPHVの発売開始まであと3ヶ月!?

トヨタの公式プレスリリースでは、以下の通り発表されています。


「TOYOTAは、新型プリウスPHVの(国内)発売時期を、当初予定していた今秋から、今冬に延期することといたしましたので、お知らせいたします。

プリウスPHVは、2012年1月からハイブリッドに次ぐ次世代環境車の柱として発売を開始し、現在までに日本、米国、欧州を中心に、約7万5千台(2016年7月末時点)を販売しております。今回モデルチェンジ予定の新型車は、4代目プリウスをベースとしながら、EV走行距離の大幅拡大や先進的なデザインの採用など、お客様がPHVに求められる要望に応えることで、電気を活用した新しいカーライフスタイルを提案できるクルマを目指し開発に取り組んでまいりました。今回、お客様により良いクルマを着実にお届けするため、発売時期を延期することを決定しました。何卒ご理解賜りますようお願いいたします。」(引用元:TOYOTA Global Newsroom プレスリリース



公式見解では延期の理由はユーザーにより良い車を提供するためとのことです。新型プリウスPHVを待ち望んでいる方にとっては少し待たなければいけなくなる残念なニュースですが、一方で、既に販売店での予約が始まっていることを考えると、相当数の予約が入っている、ないしは販売数が見込まれることを考慮して、万全の手を打ったとも考えられなくもありません。

というのも、今回のトヨタ自動車の対応は「異例」と言われているからです。



▲出典:トヨタ自動車・新型プリウスPHVウェブサイト


推測の通り、既に相当数の予約が入っていて、生産上の課題解決のために時間を必要とするのであれば、GoGoEVコラムで今週書かせて頂いた充電スタンドの使い方についても更に課題が深くなる可能性もあります。

新型プリウスPHVは「電気を活用した新しいカーライフスタイルを提案できるクルマを目指し開発」されており、新しいPHEVユーザーの皆さんが失望しないような、充電環境を作っていくのも、先立つユーザーの役割かもしれません。

先日のコラムについて、皆様のご意見をお待ちしております。来週金曜日に、ご意見をまとめたコラムを出稿するよう検討しておりますので、是非ご意見を頂けますよう、宜しくお願い致します。


○GoGoEV関連コラム(2016年8月1日付):

【充電スタンド】 マナー or ルール ? (問題定義編)

●参考ウェブサイト:

--TOYOTA Global Newsroom プレスリリース

-トヨタ自動車・新型プリウスPHVウェブサイト

-新型プリウスのPHV、発売延期 トヨタ、異例の判断(2016年8月3日付朝日新聞)

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コメント一覧

2016/8/7 04:29

プリウスPHVですが車自体は申し分ないです。
35PHVとはいえ最強の燃費と航続力・経済性を兼ね備え、市販されているものでは、トップでしょう。新型PHVも(35PHVを上回る事)を十分期待できるスペックと思われます。

ただし、それ外のアフターサービスや取り巻き環境は十分とはいえず、トヨタの本気度は「ここで決まる」と考えます。

★1、高速道路でも普通充電器がない事。
実際nexco管轄サービスとはいえ、35PHVでたての頃は「高速道での充電」が、さも、出来るような印象をもってました。4年前/当時の未来像から考えて退化したのは間違いなく、この点は非常に残念です。基本、急速/普通充電器問わず、「ガソリンで走れる車は(PHV/PHEV)充電器を使わず走って下さい)と言い切ったnexcoの電話オペレータの無知蒙昧さはいまだに忘れず印象に残っています。
せめて、高速道での電気自動車促進を考える上で、充電量の無料化とまでは言わないけれども「充電料金の減額かポイントサービスを通じての電気割安感を出す事」「普通充電器の拡充」の2点は(nexco側に)政治的に圧力を掛けるべきと思います。
仮に35PHVとしても、登坂車線や追い越し時のみEV走行などのモード切替で、37km/lの燃費を出す事が可能なので、充電すれば高速道での燃費向上は期待でき、低炭素な取り組みと言えます。

※もう一点提案するとするなら・・・(少々余談ですが)
高速道で地震や災害にあった時の電気自動車より電気をバックアップして貰い、水銀灯・保安灯や通信の予備電源化、トイレ装置/水道の維持を目的とした設備を普及させていく、電気自動車ユーザに対しては普段は電気を無償化し、インフラに対する義務をトレードする。といった策はアリではないかと。どうせ地震時は車動かせませんし、SA/PAの非常電源はnexcoとしても願ったり。普段は無料充電できる上、電気自動車以外の車には非常灯点灯など安全を確保できるといった一石三鳥となります。細かい問題点は後にしても、考察して頂きたい。

★2、トヨタディーラの充電設備の再考。
少なくとも、以下の店舗や問題点は(清く認識して)逐次改良すべきと思われる。

■充電車の区画と障害者の区画が同じ場所に止めるような構造となっている、この構造の店舗は、もの凄く止めにくい上にトラブルを誘発する元と考える。隣接にトヨタ店/トヨペット店/ネッツ店があり、3店全てに充電器が設置されている。その内の一店舗が「この構造」であるなら、取り外すべき事項と考えます。(ハッキリ言って、そんな止めにくい店舗で充電しないです)
■充電時間のルールは(どの店舗に入店したとしても)一定としたサービスとする。
1時間なら1時間でかまわないのだけど「(もう一回)再充電はしてはいけません」「(午前に充電したとして→午後にもう一回来たシチュで)2度目の充電はできません」と言われる場合もある。また、Gステの充電が1.5時間できるディーラ店舗もあるのですが、初めていった場所は「1時間?1.5時間どっち?」と考えてしまい、店員に聞くと「分かりません」といった解答も。
頭の中で、充電残量と時間を考えて、「充電器が1時間だから○○分ぐらいには帰ってきたい」と考えても「どっち?」となるわけで便利に使えないのです。
新PHVは2時間以上の充電できるわけです。「1時間充電器で3回の(おかわり)充電はokですか??」しっかり考えておかないと、トラブルの元であり、又、全国一様にそれを行えますか? 「トヨタの(ネッツやトヨペット店)で経営違うから、あっちはあっち、こっちはこっち」と言われても充電しにきた人間には関係ないんですよね。トヨタの顔が各ディーラ店であり余計な問答は無用として頂きたいのが本音ではあります。
■充電開始時間と充電終了時間と。
これも、使いにくさをかもちだすとは思いませんでしたが、(eコネクト表示で)朝の8時半より充電出来ますと行ってみたら、9時からだったりと、表示が違うのは、間違いで修正するとしても、ここの店舗は朝10時からとなると「エッ」となります。また逆に、17:30分終了はちょっと早過ぎやしませんか?? 一律、全充電器9時~19時までとするべき。また、新PHVに合わせて国道沿いでかつ10万人以上の主要都市のディーラ店1店舗には、24時間の店舗を普及させる(長距離・深夜ドライブで絶対的な安心感・ここに行くと24時間充電出来る)という店舗展開を希望します。
■今時、記帳をもとめられるとか。
名前や住所ぐらいカード情報より読み取れるのですからOKとしても、免許証や車検証を見せて下さいというディラ店舗が見受けられます。流石にいまどきどうかと思いますし、「記帳する店舗/記帳しない店舗」として記帳しない店舗多数の中で、見せない店舗の運営を見習って改善するべきと思います。
またそういう店舗に「あなたの所の情報管理はどうなってます?」と聞くとかなり返答に困るようです。とても不快でもあります。
■トヨタ PHV DriveSupport Plus
これは、もう、言う事がない。電気代よりガソリン代のほうが安く便利と考えてしまうサービスもいかがなものか。低炭素の理念だけでは限界があります。電力小売りができるようになるのですから、1kwあたり店舗「動力電灯価格」の倍の時価価格とするか、トヨタTSカードと連携してポイントで充電でき、かつ、お得にするようにするか等の他の方法を検討する以外ありません。

個人的には「普通充電器は無料」とするスーパや小売店はあるのですから、それはどういった手法で成り立っているのか、放置すれば店員が見に行く必要性も維持費も少なくできるわけですから、そういった事例を多角的に検討・応用するマネジメントを行うのはトヨタ流として「お得意」のハズです。「トヨタ車を買う」という事はそういった所もひっくるめて期待するわけてす。

radolf2014