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2017年11月24日
2017年10月27日(金)~11月5日(日)に行われた東京モーターショー2017において展示された電動自動車(電気自動車、プラグインハイブリッド車、燃料電池自動車)について、各社ごとのラップアップを先週より行っています。
第一回はトヨタ自動車、第二回はHONDA、第三回は日産自動車、第四回は三菱自動車、第五回はダイハツについて取り上げました。
続く本日、第六回目コラムでは、電気自動車開発の取組みを新たに始めたSUZUKIについて見ていきたいと思います。
●GoGoEV関連コラム
-【東京モーターショー2017】コンセプトカーから、東京モーターショー2017を読み解く(2017.11.03付)
-【東京モーターショー2017】トヨタ自動車が提案する電動自動車(2017.11.11付)
-【東京モーターショー2017】HONDAが提案する電動自動車(2017.11.14付)
-【東京モーターショー2017】日産自動車が提案する電動自動車(2017.11.17付)
-【東京モーターショー2017】三菱自動車が提案する電動自動車(2017.11.20付)
-【東京モーターショー2017】ダイハツが提案する電動自動車(2017.11.22付)
今月17日、SUZUKIおよびトヨタ自動車は、2020年頃を目処にインド市場向け電気自動車開発のための協力関係構築に向け検討を進める合意を行ったと発表しています。それに先立つ東京モーターショーでも、EVコンセプトカー「e-SURVIVOR」を発表、また、今年3月より公道走行を開始した「Burgman fuel cell」も展示しました。
SUZUKIは2009年の東京モーターショーにおいて「SWIFT プラグイン ハイブリッド」、2011年の東京モーターショーでは「SWIFT EV レンジエクステンダー」を発表しています。その後、SUZUKIから、EV関係の展示は無かったものの、今回、久しぶりにお披露目されました。
今回、満を持してSUZUKIが展示した「e-SURVIVOR」は、ジムニーをはじめとする同社デザインを継承し、次世代のイメージで作られたSUVタイプ電気自動車です。技術的に面白いのは、前後それぞれ2つずつ4モーター構成で、各車輪は独立駆動します。そのため、路面や走行状況に合わせたきめ細やかな駆動力制御や機動性が実現できるようになるとのアイデアが盛り込まれていました。
▲e-SURVIVOR
2006年よりSUZUKIが開発している水素で走行する燃料電池スクーター。昨年8月に車両型式等認定を受けナンバープレートを取得、今年3月より普通に公道走行用として使われています。現在、静岡や福岡、神奈川の企業等に貸し出されており、もしかしたら見かけることもあるかもしれません。
以上、SUZUKIの電動自動車について見てきました。国内向けという点では、まだまだ全容は明らかになっていませんが、今後、インド市場だけでなく、国内市場向けで電動自動車が投入される日が来ることを期待したいと思います。
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