GoGoEVからのお知らせや、アンケートの結果、充電スタンド関連企業のプレスリリースを掲載しています。
2015年1月8日
このところ、GoGoEVに最も多く頂く投稿の一つが、充電器の認証に関するものです。GoGoEVではこれまで、独自で各種認証サービス、システム等を調査し、皆様との情報共有について努めて来ましたが、現在、充電認証はシステムの過渡期にあります。
●GoGoEVコラム(2014年12月26日付)
【EV充電サービス】充電認証サービスの最新情報(2014年12月26日現在)昨年末のコラムにて、自動車メーカー4社(トヨタ自動車、日産自動車、三菱自動車工業、本田技研工業)が設立した合同会社日本充電サービス(NCS)が、今後共同して認証サービスを提供し、それに伴って、これまでのサービスが近いうちに終了する動きをお伝えしました。しかし、昨年の時点では、それらのサービス内容や価格についての公式発表はなく、充電スタンドの認証サービスが混乱している状況にあると書かせて頂きました。
特に、これまで充電認証サービスの中心であった、①チャデモチャージ、②ジャパンジャージネットワークの二つが今年3月31日をもって終了することだけは発表されましたが、4月以降にそれらを引き継ぐNCSのサービス内容や価格が公表されておりませんでした。
ようやく今月6日、NCSの充電サービスについて、概要が明らかにされ、カード申し込みが開始されましたのでご紹介します。
NCSカードの概要のポイントは以下の通りです。
NCSカードには大きく3種類があります。ロゴは「チャージスルゾウ」という象のマークが目印のロゴで、それらの種類により、使える充電器が異なります。
急速充電器の充電が可能なカードには赤色のチャージスルゾウ、普通充電器には緑の赤色のチャージスルゾウのロゴが印刷されています。また、トヨタ自動車・日産自動車・三菱自動車のカード発行するカードについても、同様のチャージスルゾウのロゴがつく予定です。
(出典:NCSウェブサイト)
NCSのネットワークに繋がった充電器には、チャージスルゾウロゴが入ったステッカーが充電器に貼られていますので、それが目印になります。
GoGoEVでは、NCSのネットワークの充電器について、順次登録予定です。GoGoEVの機能「条件検索」を使用し、認証カードの絞り込みを行うと、NCSのネットワークの充電器について判別可能です。
(出典:NCSウェブサイト)
日本充電サービスが発行するNCSカードの料金プランは以下の通りとなります。 カードの種類により、料金が設定されており、月会費、都度利用料金、登録手数料がかかります。各メーカーが提供予定のサービスよりも高い印象を受けます。
(出典:NCSウェブサイト)
なお、現在、一部の充電器は既にNCSのゲスト利用の形で運用されており、急速充電器は1分50円(+税)、 普通充電器は1分8円(+税)となっています。
また、自動車メーカー各社もそれぞれのサービスを展開する予定となっています。これらにつきましては、前回のコラムからの更新はありません。
日産自動車は、既存のサービスを改変し、日産ゼロ・エミッションサポートプログラム・スタンダードプランに加入することで、NCSが整備する充電サービスを利用可能になります。月額会費は3000円(税別)となっています。
現在、三菱自動車では三菱自動車 電動車両サポート先行キャンペーンを行っており、このカードを作ることで、2015年3月31日まで、NCSの充電サービスを入会金、月会費、充電料金無料にて利用可能となっています。
サービス内容・料金の発表、正式な入会申込受付は2015年3月を予定しており、この先行キャンペーン終了後は、改めて三菱が提供するサービス(有料)への申し込みが必要です。
これまでトヨタ自動車は「PHV Drive Support」という充電サービスを提供してきました。これに有料オプションPHV Drive Support プラスを付加することで、NCSが整備する充電サービスを利用可能になります。月額会費は 324円/月(税抜300円/月)で、普通充電器利用料 は1.62円/分(税抜1.5円/分)になります。現在は、半年間会費(月額会費+充電器利用料)無料にて申し込み可能です。
また、BMW「i3」やテスラ「モデルS」にお乗りのユーザー様も多いと思いますが、海外メーカについてもNCSのネットワークの充電器利用を検討しているとの情報がありますが、詳細については未定のようです。
JTBコーポレートサービスが発行する「おでかけCard」については、NCSにより提供される充電サービスに対応すべく、新おでかけCard(仮称)による充電サービスの提供を検討中とのことです。
また、エネゲートの「エコQ電」については、どのように対応していくか明言はされていませんが、これまで同様に都度料金を支払うことで充電サービスの利用ができると考えられます。また、新たなサービス展開も考えられます。
NCSのサービス内容が明らかになったため、まだ詳細を公表していない各会社も順次、明らかにしてくると考えられます。今後も動向を共有していきたいと思います。
●参考ウェブサイト
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2024年11月5日 環境問題への対策のための実証実験が終了しました【ご協力への感謝と参加特典のご案内】 |
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