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2017年12月4日
2017年10月27日(金)~11月5日(日)に行われた東京モーターショー2017において展示された電動自動車(電気自動車、プラグインハイブリッド車、燃料電池自動車)について、各社ごとのラップアップを先週・先々週と行ってきました。
これまで8回にわたって、一社ずつ取り上げてきました。第一回はトヨタ自動車、第二回はHONDA、第三回は日産自動車、第四回は三菱自動車、第五回はダイハツ、第六回はSUZUKI、第七回は独メルセデスベンツおよびSMART、第七回はフォルクスワーゲンについて見てきました。
前回に引き続き、第八回目は海外メーカー、AUDIの提案する電動自動車を紹介したいと思います。
●GoGoEV関連コラム
-【東京モーターショー2017】コンセプトカーから、東京モーターショー2017を読み解く(2017.11.03付)
-【東京モーターショー2017】トヨタ自動車が提案する電動自動車(2017.11.11付)
-【東京モーターショー2017】HONDAが提案する電動自動車(2017.11.14付)
-【東京モーターショー2017】日産自動車が提案する電動自動車(2017.11.17付)
-【東京モーターショー2017】三菱自動車が提案する電動自動車(2017.11.20付)
-【東京モーターショー2017】ダイハツが提案する電動自動車(2017.11.22付)
-【東京モーターショー2017】SUZUKIが提案する電動自動車(2017.11.24付)
-【東京モーターショー2017】メルセデスベンツ・SMARTが提案する電動自動車(2017.11.27付)
-【東京モーターショー2017】フォルクスワーゲンが提案する電動自動車(2017.12.01付)
ドイツ・インゴルシュタットに本拠地を置くAUDI(アウディ)はフォルクスワーゲングループに属する中・高級車メーカーです。同社においても電動化を進めており、2013年の東京モーターショーに初出展したA3 e-tronは2015年より日本でも発売されています。今回の東京モーターショー2017では新たに2車種の電動車両を展示しました。
AUDI Elaine concept(アウディ エレーヌ コンセプト)はAUDIが考える自動運転化を強く意識したクルマで、完全自動運転(レベル4)が想定されています。2019年より生産を開始する予定の「AUDI e-tron sportback」のプロトタイプと呼べる位置づけで、この自動車が改良されたものが日本にも2020年頃に導入されるのでしょう。その意味で、コンセプトカーと言いつつも、直近の未来をイメージした車と言えそうです。
なお、EVとしての性能は航続距離500kmを想定しているとのことです。
▲AUDI Elaine concept
Audi Q7 e-tronは欧州において2016年より発売されているSUVタイプPHEVで、ガソリンエンジン車およびディーゼルエンジン車の2バージョンが用意されています。今回、東京モーターショーで公表されたモデルは、中国や日本を含めたアジア市場向けの車種であり、ガソリン直噴ターボエンジン搭載タイプでした。
EVモードのみでの航続距離は欧州ドライビングモードで50kmとなっています。今後、どのタイミングで日本市場に登場するかわかりませんが、日本発売を楽しみにしたいと思います。
▲AUDI Q7 e-tron quattro
以上、本日のコラムでは、AUDIが提案する電動自動車について取り上げました。電動自動車としてはPHEVを主に展開してきたAUDIですが、2019年にはEV導入を目指しており、同時に自動運転技術なども加わった新しいクルマを展開してくれることが期待できそうです。
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