【EV/PHEV】電気自動車・プラグインハイブリッド車の国別・メーカー別比較(2018年)

掲載日:2019年3月18日

前々回のGoGoEVコラムでは、2018年の電気自動車(EV)・プラグインハイブリッド車(PHEV)の世界販売について、車種別ランキングを掲載しました。それに続き、本日のコラムでは、国別の販売状況およびメーカー別について見ていきたいと思います。

2018年の国別EV・PHEV販売台数


Visual Capitalistが整理した2018年の国別EV・PHEV販売台数データによると、販売台数ベースでTOP3は、中国(105万台)、米国(36万台)、ノルウェー(7万台)となりました。特に注目するのはノルウェーで、同国で販売された商用車を除く自動車の販売台数の49%がEVもしくはPHEVになったとのことです。
ノルウェー政府は2025年までに全ての販売する自動車をゼロエミッション化するとしています。すでに、同国の乗用車の3分の1がEVとなっており、今後、その比率は増加するものとみられます。

他にも、アイスランドやフィンランド、スウェーデンなど北欧諸国においては、いずれも乗用車販売におけるEV・PHEVの割合が高く、自動車のプラグイン化において世界を引っ張っていっていると言えそうです。


▲2018年1~12月における各国別EV・PHEV販売台数(出典:Visual Capitalist)

一方、販売台数で世界2位の米国は、EV・PHEVの販売台数としては世界2位ですが、乗用車および小型トラックの2018年の販売台数が1727万台と大きいため、シェアとしては2.1%にとどまりました。また、中国も、2018年の乗用車の販売台数が2353万台のため、販売シェアとしては4.1%となっています。

翻って日本は、正確な統計情報はまだ公開されていませんが、2018年の推定販売台数は5~6万台程度とみられ、乗用車の新車販売の1%程度と他国と比べても低くなっています。今後、国内のEV・PHEV販売台数がさらに増え、このようなランキングに掲載されるようになってほしいものです。


2018年のメーカー別EV・PHEV販売台数


先月のGoGoEVコラムでも取り上げた通り、2018年に最も売れた車種はテスラ「モデル3」でした。次いで、北京汽車(BAIC)「ECシリーズ」、日産自動車「リーフ」となりました。これら車種別の販売台数に対し、EVsalesの情報をもとに、メーカー別で整理してみました。

その結果、メーカーとしても、テスラ社が堂々の販売台数1位となりました。モデル3、モデルS、モデルXのいずれもが車種別で5位以内に入る人気ぶりであり、それが功を奏したと思われます。続いての2位は中国BYD社で、車種としては王朝シリーズの「秦」が6位に入っていましたが、他にも「宋」や「唐」、「元」など豊富なシリーズがメーカーとしての順位を押し上げたと思われます。

▲2018年1~12月におけるメーカー別EV・PHEV販売台数(出典:EVsalesよりGoGoEV作成)

3位はルノー・日産となり、リーフとZOEがいずれも好調だったこと、また三菱アウトランダーPHEVが含まれていることが要因と考えられます。4位のBAICは、中国国内で「ECシリーズ」および「EUシリーズ」が売れており、また、5位のドイツBMWも、幅広いEVおよびPHEVラインナップを揃えているため、一車種あたりの販売台数は最も多い530eで4万台程度ですが、メーカーとしては14万台の販売実績となりました。

続くメーカー別ランキングの6位以下は、中国の上海汽車、吉利汽車、韓国の現代起亜、ドイツフォルクスワーゲン、中国奇瑞汽車となりました。国別だけではなく、メーカー別のEV・PHEV販売実績を見た場合も、最も大きな市場である中国のメーカーが存在感を大きくしていることがわかります。


以上、本日のコラムでは、2018年の世界のEV・PHEVの販売実績について、国別およびメーカー別での比較を行ってみました。日本国内市場のさらなる成熟と、日本メーカーの今後の奮闘にも引き続き、期待したいと思います!

●参考ウェブサイト:
-【EV/PHEV】2018年に売れた世界の電気自動車ランキング(2019年2月25日付GoGoEVコラム)
-EV sales
-Visualizing EV Sales Around the World(Visual Capitalist)
-マークラインズ WEBサイト

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