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2017年1月18日

【充電サービス】2017年 電気自動車充電認証サービスまとめ

GoGoEVでは、電気自動車を充電する際に必要になる認証カードについて、これまで情報を整理し、ご紹介してきました。2016年末には日産から新たな充電サービスであるゼロエミッションサポートプログラム2(ZESP2)が開始され、また、BMWも新充電サービス ChargeNowを開始しました。加えて、2月に発売予定のトヨタ新型プリウスPHV用の充電サービスも新たに発表されています。本日は、そのような動きも踏まえて2017年1月現在、どのような認証カードが存在するのか、ご紹介したいと思います。




■目次

1. NCSカード
2. NCSネットワーク機能付きおでかけカード
3. 日産ゼロ・エミッションサポートプログラム2(ZESP2)
4. 三菱自動車 電動車両サポート
5. トヨタ自動車 PHV Drive Support(従来型)/ PHV 充電サポート(新型)
6. BMW ChargeNow

1. NCSカード

日本にある充電スタンドの多くが日本充電サービス(NCS)の充電ネットワークとつながっており、他の認証カードの大本となるサービスです。他のほとんどの充電認証サービスもNCSと提携しており、本カードをもつことでほとんどの充電器の利用が可能となります。NCSカードの料金プランは以下の通りとなります。 カードの種類により、料金が設定されており、月会費、都度利用料金、登録手数料がかかります。


▲出典:日本充電サービス


2. NCSネットワーク機能付きおでかけカード

普通充電器を都度料金無料で使用できるカードが月額2500円(税抜)、これに加え急速充電器を15円/分(税抜)で使用できるカードが月額5000円(税抜)となっています。普通充電器はホテルや旅館等の宿泊先に多く設置されているので、旅行等で電気自動車を利用する機会が多いユーザー様にお勧めのカードとなります。


▲出典:おでかけCardホームページ


3. 日産ゼロ・エミッションサポートプログラム2(ZESP2)

ZESP2は日産ユーザーのみが加入できる認証サービスです。旅ホーダイとしてCMもされている「使いホーダイプラン」では、月額2,000円(税抜)で日産自動車とNCSが提供する充電器を無料で使用できるお得な充電サービスになります。特に2017年1月現在、日産自動車販売店舗で2016年10月28日以降にリーフもしくはe-NV200を新車購入された方は、「ZESP2」の使い放題プランが2年間無料で加入できるキャンペーンを実施しており、かなりお得と言えるでしょう。ただし、三菱自動車販売店等に主に設置されているNCSと提携する充電器を使用する際には、都度料金(急速:15円/分、普通:1.5円/分(いずれも税抜))が必要になるので注意が必要です。


▲出典:日産ゼロ・エミッションサポートプログラム2ホームページ


4. 三菱自動車 電動車両サポート

三菱自動車 電動車両サポートは、三菱ユーザーのみが加入できる認証サービスです。月額500円(税抜)のベーシックプランと、月額1,500円(税抜)のプレミアムプランがあり、それぞれ、自宅での充電が多い方と、自宅以外での充電が多い方にオススメのプランになっています。


▲出典:三菱自動車 電動車両サポート


5. トヨタ自動車 PHV Drive Support(従来型)/ PHV 充電サポート(新型)

2017年冬、新型プリウスPHVが発売開始されるのにあわせてトヨタでも新しい充電サービスが登場しました。2017年1月現在は、従来型プリウスPHV専用のPHV Drive Supportと新型専用のPHV 充電サポートの2種類のサービスが存在しています。

トヨタ自動車 PHV 充電サポート(新型)

PHV Drive Supportは、従来型のプリウスPHV専用の加入できる認証サービスです。トヨタ自動車販売店に設置される充電器(G-Station)はPHV Drive Support(月額無料)に加入することで無料で利用できます。一方、NCSが整備する充電サービスも利用するためには有料オプションPHV Drive Support プラスを付加することが必要です。その月額会費は 300円/月(税抜)で、普通充電器利用料 は1.5円/分(税抜)になります。


PHV 充電サポート(新型)

PHV 充電サポートは、新型のプリウスPHV専用の加入できる認証サービスです。定額プランと、従量プランの2種類があり、急速充電器の利用はいずれも同じ料金設定である15円/分(税抜)となっています。違いは、普通充電器の利用料金で、定額プランでは無料、従量プランは2.5円/分(税抜)で利用できる点です。普通充電器を月に400分以上使用する場合(満充電3回程度)に、定額プランがお得になります。


▲出典:トヨタ自動車 PHV 充電サポート


6. BMW ChargeNow

BMWが提供する充電サービスです。BMW販売店の充電器だけでなく、NCSとも提携しており多くの充電器の利用が可能です。月額料金はNCSの充電カードより割高ですが、普通充電器の利用料金が無料となるのでBMWユーザーにはお勧めのカードです。現在、対象車を購入した方は、1年間無料で充電スタンドを利用できます。


▲出典:BMW ChargeNow


以上、現在の主な認証サービスについてご紹介しました。今後も電気自動車の普及や充電ネットワークの強化に伴い、認証サービスは変化し続けるものと思います。今後も、認証カードの動向について注目していきます。

(執筆者:toyasu)


●GoGoEV関連コラム:

-【EV】電気自動車充電スタンド、認証カードまとめ(その1)(2014年10月23日付)

-【EV】電気自動車充電スタンド、認証カードまとめ(その2)(2014年10月24日付)

-【EV充電サービス】充電認証サービスの最新情報(2015年2月24日現在)~NCSネットワーク機能付きおでかけカード、NCSカード、ゲスト料金を比較してみました。~(2015年2月14日付)

-【充電認証システム】NCS提携充電器の利用料金について(2015年6月19日付)

-【充電サービス】日産の新しい充電プログラム「ZESP2」について(2016年12月18日付)


●参考ウェブサイト:

-日本充電サービス

-おでかけCard

-日産ゼロ・エミッションサポートプログラム2

-三菱自動車 電動車両サポート

-トヨタ自動車 PHV Drive Support

-トヨタ自動車 PHV 充電サポート

-BMW ChargeNow

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コメント一覧

2017/1/21 07:29

エネショップはまだ開始していないからよいとしても
エコQ電、G-Stationのような基本料金無料のカードも紹介してほしかったです

taka1864

2017/1/19 23:10

自宅充電派なので月額固定費のカードは作っていません。 色んな環境が、認証カードありきであることには不満を感じています。 このサイトでのNCSビジター認証は蚊帳の外といった感じです。
普及期なのでそうしたい事情も判りますが、会員カードは固定費を下げて正しく従量課金するべきだと強く感じます。 (その意味で三菱のスキームはまだ良いかと)

エネルギーを節約することにインセンティブを与えず、逆に「使わなければ損」という感覚を招く「使い放題」を推すようでは、「エコカー」の精神に反しませんか?

evcoop

2017/1/19 22:09

EV車を買うと、かなり潤沢に充電出来たり高速道を走り回ったりと、かなりバラ色なイメージを持っていましたが。 1、ガソリンより高い充電料。/2、高速道路での普通充電はいまだ出来ず。/3、ディーラでの充電中の暇さ。 等々創意工夫はすれどとりまき環境の限界を感じている今日この頃。

是非、問いたいです。「カード会社殿。その充電料で、あなた充電するのですか?」と。

radolf2014

2017/1/19 20:33

NCSカードができた頃、共通カードによるサービス、料金を期待したのですが、無料ですかねぇ。

kazutake0