既に良く知られております通り、テスラモーターズは米国のEVベンチャー企業ですが、今月12日に新輸送システムを発表しました。この新輸送システムはEVとは直接関係はありませんが、非常に面白いアイデアなので紹介致します。

テスラの最高経営責任者であるイーロン・マスク氏はサンフランシスコとロサンゼルスを30分で結ぶ乗客輸送システム「Hyperloop」システムの具体的な予定を発表しました。

(出典：テスラ公式ブログ)

「Hyperloop」システムは従来の列車と違い、地上に並んだ鉄塔の上に据え付けられたチューブの中を行き来します。チューブの中は低圧で、電動コンプレッサーのファン付きのカプセルが空気のクッションの上を滑るように電磁力で駆動する仕組みであり、電力はソーラーパネルから供給します。そのスピードはなんと時速約1287キロで、建設費は推計60億～100億ドル（約5800億～9700億円）。マスク氏によると、都市間の距離が900マイル未満の場合には理想的な移動手段ということです。

遠い未来の技術、途方もない技術と思えて仕方がありませんが、発案者がEV業界に革新をもたらしているイーロン・マスク氏でありますので、本当に実現させてしまいそうですね。マスク氏は、現在計画されているカリフォルニア州の高速鉄道計画を、「Hyperloop」を採用したものに変更するように訴えていくようです。

参照WEBサイト