日本全国で電気自動車用充電設備の普及が進むの中、フェリーで移動中に充電できる設備を整備するというニュースが発表されました。これを行うのは、阪九フェリー株式会社で、北九州と大阪・神戸を結ぶ船の旅を提供するフェーリー運航会社です。

この会社では、使用燃料削減などを通して環境にやさしい経営の促進に取り組んでおり、「グリーン経営認証」という環境規格の認定を受ける等、積極的に環境対策を推進しています。そして、CO2の排出量を現行船と比べて約20％削減することを目標としており、2015年1月と4月に導入する予定の環境に優しい省エネ設計の新造船2隻に、充電器の導入が計画されています。

（出典：阪九フェリー株式会社・ホームページ）

現在、電気自動車は航続距離が短い等の理由で、一般的には都市内用途を中心に使用されていますが、これにより、電気自動車の行動範囲が大きく広がりそうですね。

例えば、近畿地方から九州に旅行を考えた場合、このフェリーを使えば、バッテリがほぼ空の状態でフェリーに乗ったとしても、近畿－門司間の約12時間の乗船時間を使って満充電にすることができます。つまり、電気自動車ユーザーにとって、フェリーを利用する大きな理由が生まれることになります。

旅を愛するEVユーザーにとって、嬉しいニュースですね！！

●参考ウェブサイト

-阪九フェリー株式会社ウェブサイト