【EV】日本発EVベンチャー世界への挑戦

掲載日:2015年9月7日

自らEVを開発し、その自動車を持って排ガスによる大気汚染が深刻なアジア諸国の環境改善に挑戦している人たちがいます。本日のコラムでは、このような強い志を持ち、世界へ挑戦する日本発のEVベンチャー企業をいくつか紹介します。

今日ご紹介するのは、以下の3社が発売するEVになります。
①エレクトライク(株式会社日本エレクトライク製造)
②FOMM(株式会社FOMM製造)
③A4000i(テラモーターズ 株式会社製造)

①電気三輪自動車(エレクトライク)
「エレクトライク」と称するEVを開発したのは2008年に設立されたベンチャー企業の日本エレクトライク社です。この小型EV「エレクトライク」はインド2輪車大手のバジャジの車体を導入してコストを下げ、駆動のみ電気によって行うように作られました。

国土交通省から三輪EVの型式認定を取得したとのことであり新たな交通手段として注目されています。また、同車の最大の特徴は、バッテリー搭載による低重心と後輪の制御による左右輪を別々のモーターで駆動することによるコーナリング時に回転差を付けて後輪の浮き上がりを防止することによる抜群の安定性です。

▲エレクトライク(出典:株式会社日本エレクトライク/WEBサイト)

また価格は、助成金を使えばおよそ100万円から購入できます。2種類のグレードが存在し、3.9kWhのリチウムイオンバッテリー搭載モデルの車重は航続距離約が約30km、7.8kWhの同バッテリー搭載車が航続距離は約60kmです。また荷台には最大150kgまでの荷物を搭載することができ、200V電源で満充電に要するまでの時間が前者の場合2.5時間、後者の場合5時間となっています。

②水上走行可能な小型EV(FOMM)
以前、本コラムでも一度ご紹介しましたが、EVベンチャーの「FOMM(First One Mile Mobilty)」社が大同工業、日本特殊陶業とのコラボレーションで東南アジア向け小型EVとして共同開発したのが同車です。

○GoGoEV関連コラム(2014年3月10日付)
【EV】水の上を走るEV(FOMM)

このEVの最大の特徴は、なんといっても水上を走行できるという点であり、車両の下半分が浸水しない構造になっています。そのため24時間程度水上に浮くことができ、雨の多い東南アジアで重宝しそうな自動車です。

▲FOMM(出典:株式会社FOMMウェブサイト)

車のスペックとしては4人乗りで満充電時の航続可能距離は約100km、最高速度は85km/hに達します。ただし、水上でのスピードは人が歩く程度のスピードだとのこと。価格は量産により車両本体を100万円以下に抑えることを目標に掲げているとのことです。また、充電の所要時間は200V電源で約3時間となります。

③電動バイク(A4000i)
テラモーターズ株式会社は、2010年に設立された東南アジア向け電気バイクを開発、製造、販売するメーカーです。バイクには個人向け、法人向けがあり、サイズ感とは原付と同じです。特徴はスマートフォンと連動し走行データなどが記録されるところでしょう。また、ブーストボタンを搭載されており、スイッチを押すとスピードが速くなる、まるでゲーム感覚のように走れる楽しさがある点も挙げられるかも知れません。

▲A4000i(出典:テラモーターズ 株式会社ウェブサイト)

満充電時の定地走行距離(30km/hで走り続けた場合)は約60km、最高速度は65km/hに達します。価格は約45万円とスーパーカブなどバイクに比べて若干高めですが、走行コストが安い点が良いですね。騒音や振動が無く、今まで味わったことのない感覚を体験することができます。なお、満充電までの所要時間は約4.5時間です。

以上、日本人ベンチャーが活躍するEV業界の3社を見てきました。このようにその土地に適した新しいアイデアがあり、これらが普及していくと単なる移動手段としてだけでは無く、様々な場面で利用されてくるでしょうね。
もし東南アジアへ旅行する機会があれば、是非これらEVが活躍していないか探してみて下さい!

●参考ウェブサイト:
-「式会社日本エレクトライク HP
-「型式認定ない改造車は使えないと言われ悔しかった」-日本エレクトライク・松波社長
-国内16番目の自動車メーカー「ミゼット」似の電動三輪車で認可取得!
-株式会社FOMM HP
-水上走行可能な小型EVのベンチャー「FOMM」
-テラモーターズ 株式会社 HP
-iPhoneを合体できる電動バイク、テラモーターズ「A4000i」に試乗してみた

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