草津温泉宿 永田屋

日本を代表する温泉の一つである草津温泉。群馬県吾妻郡草津町にあり古くから湯治場として親しまれ、毎年多くの観光客が訪れています。そんな草津でも屈指の観光スポットである湯畑から徒歩10分のところに位置する「永田屋」は、築50年以上の湯治宿をリノベートして2016年8月にオープンした和風モダンな創りと、源泉かけ流しの貸切風呂が魅力の温泉宿です。

そんな草津温泉宿 永田屋にこの度、 ENECHANGE（エネチェンジ）株式会社（本社：東京都千代田区）の月額利用料なしで都度充電が可能な「エネチェンジEVチャージ」が群馬県では初めて導入されました。

サービス導入のきっかけ

近年、どこの観光地でもEVやPHEVでの来訪者が増え始め、充電器の設置、増設が課題になっています。

永田屋を運営する株式会社ジェイフェイス代表の古舘氏によると、永田屋では「充電できるような場所はないか」という問い合わせに対し、近所の道の駅を案内し宿泊客が充電している間は車で送迎などを行っていたと言います。そんな中、今後のEVユーザー増加を見据え、そろそろ宿のサービスとして充電サービスの提供を考えねばと思っていたそうです。

株式会社ジェイフェイス 代表 古舘氏

充電器設置のハードル

永田屋では、通常は来客車用の駐車場は電気の通っていない広場を駐車場として使っており、当初は導入するには電力会社と連絡を取って、新しい電線を引かなければいけないと考えていたそう。

通常、電気が一切通っていない駐車場に充電設置する場合には、引込柱を立てるなど諸々の電気工事などでかなりの設置費用がかかります。維持費とは別にこの初期導入費用の負担の大きさがEV充電設置のハードルとなっています。

しかし、エネチェンジが調査したところ永田屋では建物前のスペースに車1台が停められて、かつ電気が通っている所があり、そこに充電器の設置が可能であることが判明。思っていたよりも充電器設置のハードルは高くはなく、スムーズに導入することができたそうです。

充電器サービス概要

「草津温泉宿 永田屋」に設置されたエネチェンジEVチャージの充電スタンド

◆施設名　草津温泉宿 永田屋

群馬県吾妻郡草津町大字草津464-122

◆設置モデル　200V（普通） x 1

出力最大6.0kW　※一般的な普通充電器（3.2kW）の倍速で充電可能

コネクタ：Type1規格ですべてのEV、PHVで利用可能

※テスラは変換アダプターが必要です。

定格電圧：AC200V　充電ケーブル長さ：約5m

◆利用時間　24H利用可能

今後への期待

草津温泉はとても小さな街で、駐車場を併設していない旅館が多くあります。その中で、永田屋は大きな駐車場を持ち合わせており、今回導入したEV充電サービスが強みとなり他の温泉宿との差別化を図って行きたいそうです。また、エネチェンジが提供する エネチェンジEV充電サービス専用スマホアプリ を活用し、これまでのように旅行に行く時にまず宿泊施設を探すのではなく、充電サービスがある所から宿泊施設を見つける、という流れが出来きることが期待されます。

一方、エネチェンジでは「エネチェンジEVチャージ」は宿の宿泊客だけでなく一般利用者にも開放されており、草津温泉のEV充電スポットとして観光客の利便性向上につなげたい考えです。

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公共施設や、商業施設、宿泊施設などの公共向け目的地充電に最適なEV普通充電システムを最小限のコストで設置できるサービスで、2022年に入り急速に拡大しています。EVを充電するには、事前に有料会員登録をする方法が主流ですが、「エネチェンジEVチャージ」は、ビジター利用ができるため、専用アプリを使いEV充電器に設置しているQRコードを読み取り、クレジットカード情報などの利用者情報を登録するだけで、簡単にEV充電器を利用いただくことが可能です。

「エネチェンジEVチャージ」ウェブサイト：https://ev-charge.enechange.jp/

「エネチェンジEVチャージ」の導入事例：https://ev-charge.enechange.jp/case/

専用カードや月額費用を必要とせず、いつでも誰でも好きな時に、EVやプラグインハイブリッド車（PHEV）の充電スタンドを利用できるサービスアプリ。地図上でのEV充電スポットの検索から、充電スタンドの満空確認が確認できるだけでなく、その場で利用者情報を登録するだけで充電状況の確認から決済、利用履歴の確認までをワンストップで完結できるサービスです。