ENECHANGE（エネチェンジ）株式会社 （本社：東京都中央区　以下、エネチェンジ）は9月28日、株式会社電力シェアリング(本社：東京都品川区　以下、電力シェアリング)、株式会社サイバー創研（本社：東京都港区　以下、サイバー創研）と共同して、電気自動車（EV）の指定時間帯での充電を促す大規模な社会実証実験（以下、本実証実験）を実施することを発表しました。本実証実験は、環境省が令和４年度から実施している「ナッジ×デジタルによる脱炭素型ライフスタイル転換促進事業」の一環として実施します。

背景

2050年のカーボンニュートラル実現には、再生可能エネルギー（以下再エネ）の普及やデマンドレスポンス（以下DR）による需要の柔軟な電力調整が重要です。中でも、太陽光発電はCO2を排出しないクリーンなエネルギー源として注目されていますが、発電量が天候に左右されるという課題があり、太陽光発電の余剰電力を有効活用するために、電力会社に売電する、蓄電池に貯める、EV充電に活用する等という方法が期待されています。

政府は2035年までに乗用車の新車販売における電動車の比率を100%にする目標を掲げ、その達成に向けて、2030年までにそれまでの15万基の倍となる30万口を目指して、EV充電器の設置を増加させることを示しています。ガソリン車よりもCO2排出量が少ないことで注目されるEVの普及に向けた環境整備が進む中、今後はEV充電インフラの設置場所や稼働率だけでなく、太陽光発電を含めた自然エネルギーを効率的にモビリティへ活用することが脱炭素社会の実現のために重要な課題となると考えています。

本実証実験について

今回、電力シェアリングとサイバー創研とエネチェンジが共同で実施する「EVへの充電に関する実証実験プロジェクト」は、環境省が提唱するゼロカーボンドライブの実現を目指した大規模な社会実証実験となります。電力シェアリング及びサイバー創研は、環境省が実施している「ナッジ×デジタルによる脱炭素型ライフスタイル転換促進事業」（※1）を、令和４年度から受託しており、本実証実験もこの事業の一環として実施します。

エネチェンジは、自社運営する「EV充電エネチェンジ」の充電器を利用するアプリユーザー1,000名を対象に、実証期間内の指定時間帯でEV充電を促す「EVゼロカーボンドライブ実証キャンペーン」を実施します。対象者は、実証期間中にエネチェンジから送るEV充電に関するメールを受信し、指定時間帯で「EV充電エネチェンジ」アプリを利用して充電します。この実験から得られた充電データの記録をエネチェンジで収集・分析（※2）することで、CO2削減に向けた今後の効果的な取り組み手法について模索します。

本実証実験はEVを活用した脱炭素社会を推進するサービス開発のみならず、新たな電力料金の開発提案や行動変容DR等のサービスの開発も含め、EVとEV充電インフラの更なる普及とGX実現に向けて意義がある事業であると考えています。

モニターはキャンペーン特設サイトで募集し、実験の経過については、電力シェアリングWEBサイトやエネチェンジWEBサイトで案内されます。

EVゼロカーボンドライブ実証キャンペーン

本実証実験に参加するモニターを募集しています。詳細は下記URLをご確認ください。

キャンペーン特設サイト：https://enechange.co.jp/zerocarbon-drive/

EV充電エネチェンジについて

設置・月額費用0円から、導入や運用の手間を最小限に電気自動車向けの充電設備が導入可能。商業施設や宿泊施設などの目的地となる場所への導入をはじめ、マンション向けにも導入ができるオールインワンサービスです。EV充電エネチェンジは、EVユーザー向けサービスも充実。充電スポットの検索はもちろん、誰もがいつでも充電器を利用でき、月額費用なく使った分だけ料金をお支払いいただくシンプルさが魅力です。

またe-Mobility Powerや各自動車会社が発行する充電カードでも利用できるようになり、利便性がさらに高まりました。

EV充電エネチェンジウェブサイト：https://ev-charge.enechange.jp/

ENECHANGE プレスリリース