【充電スタンド】2019年の充電スタンド設置状況を振り返る

掲載日:2020年1月17日

2020年。年が明けたかと思えば、早くも1月下旬に差しかかり、先日は「令和」最初となる成人式が各地で行われました。

令和最初の成人式を迎えた若者たちは、この先どのような車に乗り、大人になっていくのでしょう!?

若者も憧れのマイカーを所有できるようになった「昭和」、アッシー君から若者の車離れまで進んだ「平成」、車を取り巻く新たな環境のもと、これから「令和」の時代を過ごしていくのですね。

時代は移り変わっていきますが、充電スタンドを取り巻く環境はどうでしょう?

充電スタンド数の状況は、2017年以降かなり増加スピードが落ち着き、僅かながら増加は続くものの、ほぼ横ばいとも言える状況が続いています。

これまでも、GoGoEVコラムでは、毎年1年間の充電スタンド設置状況をGoGoEVデータから振り返っていましたが、今年も2019年末までの状況を振り返ってみたいと思います。

○GoGoEV関連コラム○
【充電スタンド】2018年の充電スタンド設置状況を振り返る(2018年12月31日付)

2019年の1年間でGoGoEVに登録されている充電スタンドの増減数は、173ヶ所増。その内訳は、下記の通りです。

急速充電スタンド: 158ヶ所 増
普通充電スタンド: 32ヶ所 増
普通+急速充電器両方設置スタンド数: 17ヶ所 減




前年1年間の増減数が463ヶ所増だったことと比べると、増減数においては173ヶ所増と、前年以上に増加スピードの緩やかさを増しました。(※ その要因については、この後に解説します!)

また、「普通+急速充電器両方設置スタンド数」においては、設置スタンド数が減少しております。
これまで、僅かながらも増加の一途をたどっていた設置数ですが、昨年になり初めて “減少”となりました。

その要因はどこにあるのでしょう?

「普通+急速充電器両方設置スタンド数」が減少した要因は、日産のディーラーで、今まで「普通充電器も利用可能」としていた店舗が、「急速充電器のみ開放」へ変更したためです。

GoGoEVでは、確認が取れ次第、順次「200Vコンセント」の情報を削除しております。そのため、「普通+急速充電器両方設置スタンド数」が減少となりました。

日産ディーラーで充電スタンドをご利用になる方は、「急速充電器のみ開放」へ変更となった店舗を見つけましたら、是非「情報修正依頼」より情報提供いただきますようお願いいたします。

さて、ここで昨年度の補助金についても、振り返ってみましょう。

H31年度(2019年度)からは、既存充電スタンドにおける充電器設置数の追加や、出力増強、蓄電機能あり充電器なども、補助金の対象として取り扱うようになりました。

○GoGoEV関連コラム○
【EV・充電インフラ】H31年度・EVおよび充電インフラに関する政府予算案

GoGoEVでは「充電器数」ではなく、「充電スタンド数」で記録を取っているため、「充電スタンド数」の増加数としては、より緩やかさを増した結果となりました。(「充電器数」としては、「充電スタンド数」よりも増加しています。)

また、「電気⾃動⾞・プラグインハイブリッド⾃動⾞の充電インフラ整備事業費補助⾦」については、H31年度(2019年度)の概算要求額は20億円だったのに対し、実際は11億円に留まりました。
(要求額や予算案額の横に、( )で書いてある金額が、昨年度の実績額となります。)


https://www.meti.go.jp/main/yosangaisan/fy2019/pr/en/seizou_taka_04.pdf(出典:経済産業省より)

R2年度(2020年度)の予算案額は、8.9億円となり、残念ながら昨年度よりさらに下がる予定です。


https://www.meti.go.jp/main/yosangaisan/fy2019/pr/en/seizou_taka_04.pdf(出典:経済産業省より)

過去5年間の「電気⾃動⾞・プラグインハイブリッド⾃動⾞の充電インフラ整備事業費補助⾦」は下記の通りとなります。

H28年度(2016年度): 25億円
H29年度(2017年度): 18億円
H30年度(2018年度): 15億円
H31年度(2019年度): 11億円
R2年度 (2020年度) : 8.9億円

R2年度(2020年度)の予算を記した資料には、「2030年までに新車販売に占める次世代自動車の割合を5~7割とする目標の実現に向けて、普及に不可欠な充電インフラの整備を推進します。」とあります。

経済産業省「EV/PHV普及の現状について」の資料には、2017年度時点となりますが、次世代自動車はまだ36.7%となります。


http://www.mlit.go.jp/common/001283224.pdf (出典:経済産業省より)

次世代自動車には、ハイブリッド車も含まれるため、EV・PHVに限るとわずか1.33%となります。
この割合を、2030年までに20~30%とする目標を掲げているため、現在の20倍以上のEV・PHEVにも耐えうる充電スタンドの整備が必要となりそうですね。

引き続き、限られた予算の中で、充電スタンドの適正な箇所への設置・増設を望みたいと思います。

今年も、充電スタンドについての情報は、GoGoEVで共有いただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

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