今日も、今まで何度も取り上げてきたテスラモーターズについてのニュースです。

テスラモーターズの創業者イーロン・マスク氏が、「All Things Digital conference」での会談で、「多くの人々が当社のEV「モデルS」について馬鹿げている、利益を上げることなどできないと言ったが、我々は市場投入だけでなく、利益も計上した。ここにトレンドがあることに気づいてほしい」と、電気自動車悲観論を一蹴しました。また、注目すべき発言として、急速充電システム「スーパーチャージャー」のカバーエリアを3倍以上に拡大することを、正式発表前に明らかにしました。

テスラは、EVで利益を上げることができることを体現していますから、発言に説得力がありますね。しかしながらその一方、破産していくEVベンチャーもでていることも事実です。

参考：バッテリー交換式EVのスタートアップ「ベタープレイス」が破産

しかし、これはEVのニーズが無いことを表している訳ではないと思っています。大規模工場のいらないEV業界に参入することは比較的簡単な一方、明確なビジネス展開ビジョンが無いともちろん淘汰されてしまいます。その結果破産するEVベンチャーだけがピックアップされると、EV悲観論拡大につながっていく訳です。そんな中でのテスラの快進撃は、EVのニーズが存在し、拡大の余地があることを示しているのではないでしょうか。

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ウォールストリートジャーナル　日本版