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2013年7月17日
京都にグリーンロードモータース(GreenLordMotors:以下GLM)というEVベンチャー企業があります。この会社は往年の名車「トミーカイラZZ」をEVとして復活させた企業で、このところマスメディアなどでも注目されています。
GoGoEVでは日本発EVベンチャーとして発展を続けるGLM社に伺い、社長の小間裕康氏からお話を伺って参りました。前回はGLMの始まり、京都にこだわる理由、そしてコア技術についてレポートをいたしました。
ところで、GLMが受注を行っている「トミーカイラZZ」は紛れもないスポーツカーであり、ピュアスポーツカーのみを製造する自動車メーカーは全世界を見渡しても数えるほどしかありません。そこで第2回は、ピュアスポーツEVがビジネスとして成功するのか、また、どのようなターゲットを狙っているのか、そしてGLMのライバルは?、などについてお伝えして参ります。
【ピュアスポーツEVに注目した理由は?】
EVの良さはトルク感です。ガソリンエンジンとは異なり、EVは低速から強靭なトルクが出るため、実はスポーツカーに向いているのです。またピュアスポーツカーは少数販売でも採算が取れるため、EV黎明期である現在において最も適しているタイプのEVであると言えます。
【EVの普及に必要なものは?】
EVはまだ黎明期にあり、爆発的に売れているとは言えません。その理由として、インフラが整っていない、充電時間が長い等の問題があり、解決するには時間だけでなく、生活習慣を変えることすら必要となるからです。それを、バッテリー技術によって解決することは非常に難しいと思います。しかし、ピュアスポーツEVは、それらEVの弱点を上回り、ユーザに購買意欲を湧かせる面白いものを持っています。このEVの面白さが、EVの普及を促進させると考えます。
今後チャンスがあればその面白さを世間に伝えるためにレースにも出たいと考えています。また、EVの普及促進のための取り組みとして、ピュアスポーツEVで遊ぶ場所を提供するためにサーキット・峠に急速充電器を設置するように働きかけています。
【GLMのライバルは?】
ピュアスポーツEVにおいてライバルはいないと認識しています。米EVメーカー「テスラモーターズ」が以前ピュアスポーツEVの販売をしていましたが、現在は大量生産モデルに移行しています。つまり、ライバルのいない今がビジネスチャンスだと思っています。
今回はGLMの小間裕康社長に、ビジネス面、ターゲット、ライバルなどについて伺ってきました。小間社長が熱く語られた「EVの面白み」が読者の皆さんまで伝わったことを期待しています。また、EVで遊ぶという発想は、EV普及の一般的な取り組みではあまり語られず、興味深いものと感じました。EV普及には、利便性と経済性に加え、ワクワク感と遊び心も必要そうですね。
さて、GLMが販売予約を行っているトミーカイラZZですが、実は99台限定販売なのです。「なんでそんなに少ないの?」と思われる方も多いと思いますので、次回、GLMの戦略、そして今後の動向についてレポートしたいと思います。
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