●充電5回目（前回充電からの走行距離：81km）

17：00 (有)木下組 京セラソーラーFC広島佐伯（広島市佐伯区）【急速充電器】

山陽道を広島に向けて進みます。当初の予定からおよそ4時間遅れで広島市内に入りました。充電が少なくなり、山陽道五日市ICを降り、最も近くの充電スタンドに向かいます。充電する際、運営会社の方に鍵を開けてもらって充電を行いました。旧式の充電器であることを教えられましたが、通常通り充電を行えました。約45分で80%の充電を完了しました。

●充電6回目（前回充電からの走行距離：19km）

18:30日産プリンス広島販売(株) イオンモール広島祇園店（広島市安佐南区）【急速充電器】

夕食を取りながら充電しようとイオンモールにある広島日産に来ました。ここでも急速充電を行おうとしました。ところが、突然EVシステム警告灯が点灯し、充電できないではありませんか！宿は姫路で予約をしており、今日中に何とかたどり着きたいと気持ちは焦るものの、充電器コネクタを抜き差ししても、電気自動車の始動、停止を繰り返しても一向に改善しません。何度も説明書を確認し、またインターネットでも「リーフ　EVシステム警告灯」などで検索し、対応策を練ります。

そのような時、一つの可能性として浮上したのが、バッテリーの温度上昇です。およそ11時間にわたり、急速充電と走行を繰り返していたため、リーフのバッテリー温度メーターがレッドゾーンに差し掛かっていました。そこで、バッテリー温度を下げる目的で、食事をしながら待つことにしました。

およそ2時間後、バッテリー温度を確認するとまだ温度は高いものの、レッドゾーンからなんとか離脱。しかし、EVシステム警告灯は一向に消えず、充電は行えない状態が続きます。

そうすると、充電器側の問題を疑います。そこで、他の充電器の利用を試みようと、広島県庁第一駐車場の急速充電器を利用しますが、やはり充電できません。

もしかすると急速充電システムのみが不具合が生じたのかもと想像し、次に普通充電器を試してみます。広島駅までリーフを動かし、ニッポンレンタカー中国(株) 広島駅前営業で200Vの普通充電器をお借りしました。しかし普通充電を試みても充電できない状態が続きます。この時点で夜の10時半です。

このような状況から、泣く泣く1日目の姫路到達は諦め、翌朝、広島の日産ディーラーさんリーフを持ち込む事にしました。とは言え、広島にホテルは予約しておらず、急ぎホテルを探し広島に宿泊することになりました。ホテルには夜の11時に到着しました。

EV旅行１日目は福岡より広島まで、総走行距離343 km、移動時間16時間の旅となりました。充電したスポットは下の図の通りです。

7日間のEV旅行の初日、いきなり当初の目的地まで達する事が出来ず、またトラブル発生で不安が募る幕開けとなりました。これは、EVそのものだけでなく、充電にも慣れていなかったためであり、準備不足が大きく影響しました。また、想定外のトラブルもありました。

この後、2日目以降、果たして無事に旅行は続けられるのでしょうか？

明日、2日目のレポートを掲載いたします。どうぞご期待ください。