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2013年11月28日
2013年11月22日より12月1日の期間で行われております東京モーターショーにおいて、GoGoEV・gogo.gsメンバーによる共同取材を行いました。
そこでGoGoEVコラムにおいて、
・電気自動車(EV / BEV)
・プラグインハイブリッド車(PHEV / PHV)
・水素燃料電池自動車(FCEV / FCV)
などの電動自動車と、
・LPG自動車
・CNG自動車
など、石油代替燃料自動車について、東京モーターショーでの展示内容をご紹介致します。
フォルクスワーゲン(VW)はこれまで、電気自動車やハイブリッドカーなどの分野において他社に若干の後れを取っておりました。しかし、2018年までに世界一の自動車企業になることを目標に掲げ、2014年までに電気自動車やハイブリッドカーを14モデル投入すると明言し、動向に注目が集まっています。
本日は、そのようなフォルクスワーゲンが東京モーターショーにて展示した電気自動車「e-up!」と「e-Golf」、そしてプラグインハイブリッドである「twin-up!」と「XL1」をご紹介いたします。
e-up!はすでに欧州で販売が開始されておりますが、日本では初出展となりました。この車は2011年に販売された「up!」のパワートレインをEVに変更したモデルです。丸っこくてかわいらしいフォルムと、グリルのないフロントが特徴です。BMWのi3がライバルと言ったところでしょうか。航続距離は最大160km(バッテリー:18.7kWh/230kg/374V)、最高出力は60kW、最高トルク201N・mとなっています。
同じく欧州では既に公開され、日本初出展となるのがe-golfです。e-golfはその名の通りフォルクスワーゲンのベストセラー「golf」をベースにした電気自動車で、外装・内装ともにgolfと同じように作られています。電気自動車らしさを前面に出さない理由をお聞きしたところ、既存のモデルをベースにすることでより親しみを持っていただきたいというでした。
golfには電気自動車・ハイブリッド・ディーゼル等の選択肢が用意されており、同じ外観で色々なパワートレインが選べるという考え方は非常に面白いですね。「e-golf」の航続距離は最大190km(バッテリー:24.2kWh/318kg/323V)、最高出力は85kW、最高トルク270N・mとなっています。
次に、ワールドプレミア(世界初出展)である「twin-up!」をご紹介します。こちらの自動車はe-up!と同じく「up!」をベースとしながらも、プラグインハイブリッドシステムを搭載したモデルとなっています。欧州車らしく、ディーゼルエンジンが搭載された電気ハイブリッドシステムです。twin-up!において特に注目するべきは91km/Lという圧倒的な低燃費でしょうか。更に、電池だけでの航続距離も最大50kmとなっています。
なお、twin-up!は8.6kWhのバッテリを搭載し、エンジン・モーター混合での最高出力は55kW、最高トルクは215N・mとなっています。
最後に紹介するのが、日本初出展のXL1です。上で紹介したtwin-upのパワートレインはこのXL1から提供されたものです。これぞ近未来!といった外装で、フロントはフラットな形状ですが、初代ホンダ「インサイト」のようなリアホイールスカートを採用しています。
空気抵抗を徹底的に減らすためにこのような特殊な形状になったようですが、なんといっても「未来感」がありますね。なお、空気抵抗を示すCd値が0.19、前面投影面積1.5m2となっており、これは、空気抵抗の良いと言われる2008年式プリウス(Cd=0.25、前面投影面積2.5m2)の半分の空気抵抗であると言えます。
なお、電池のみで50kmの航続が可能(5.5kWh)であり、燃費は110km/Lとなっています。
フォルクスワーゲンは、今回紹介した上記4車種のように、部品を各モデル間で共有し、生産効率の向上を行っていることがわかります。これにより、顧客ニーズに合わせながら同じプラットフォームでコストを下げ、さらに様々なパワートレインを選択できるという非常に面白いコンセプトを持っています。おそらく、今後の電気自動車・プラグインハイブリッドカーもこの方向で開発が進むのでしょう。
欧州の雄、フォルクスワーゲンの電気自動車分野への展開についても、今後継続的にウォッチしていきたいと思います。
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