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2013年12月3日
2013年11月22日より12月1日の期間で行われた東京モーターショーでは、GoGoEV・gogo.gsメンバーによる共同取材を行いました。
そこでGoGoEVコラムにおいて、
・電気自動車(EV / BEV)
・プラグインハイブリッド車(PHEV / PHV)
・水素燃料電池自動車(FCEV / FCV)
などの電動自動車と、
・LPG自動車
・CNG自動車
など、石油代替燃料自動車について、東京モーターショーでの展示内容をご紹介致します。
今回は大型車の電化を推進する日野自動車を取り上げます。
ところで、ハイブリッド車と言えば「プリウス」と思われる方も多いと思いますが、実はハイブリッド車の草分けは日野自動車です。1976年頃より開発を開始、1991年には大型バスブルーリボンを発売しています。これは、プリウス発売の5年前でした。
前回2011年の東京モーターショーより、日野自動車はハイブリッド車を更に進化させたプラグインハイブリッド車、電気自動車、燃料電池自動車の技術を用いたバス、トラックの展示を行いました。
今回の東京モーターショーでは、技術の紹介に加え、一部実証試験や販売の状況を実車を交えて展示するまでに至っています。主に紹介された技術は、プラグインハイブリッド中型バス(上写真左)、小型電気バス(上写真右)、小型電気トラック(下写真左)、燃料電池バス(下写真右)の4つです。
プラグインハイブリッド中型バスは日野「メルファ」を改良した自動車で、40kWhのリチウムイオン電池と、軽油ディーゼルエンジンにより駆動します。技術的なポイントは、自動車後部に搭載されたエンジン出力を、一旦、前輪と後輪の中程にあるハイブリッド機構まで伝達し、そこから動力を後輪方向に再変換するところにあります。
EVモードのみでも15kmの走行が出来、また、災害時には発電と外部給電も可能です。会場の展示車は移動診療車であり、災害時の避難所への電力供給と、平常時の地域医療への貢献を行うコンセプトで考えられていました。
会場では、電気バイクへの給電の様子が展示されていました。
小型電気バスについては、既に東京都墨田区と東京都羽村市において実証試験が行われています。こちらは、30kWhの電池を搭載し、走行と急速充電を繰り返して利用する事を想定して開発されました。頻繁に充放電を繰り返すと電池の劣化が心配されるところですが、今のところ予想以上に劣化は進まないとの成果を得ているとのことでした。
東京モーターショーの会場では、実証試験で用いられている小型電気バスを更に進化させた「日野ポンチョ・ミニ」が展示されました。
他に、日野自動車では、28kWhの充電電池を搭載した小型EVトラックの実証試験を、ヤマト運輸および西濃運輸と実施しており、また、燃料電池バスの試乗投入を2016年以降に予定しています。
今後、乗用車部門に負けず劣らず、トラック、バスの分野でも、エコカーの開発と市場への浸透が加速しそうですね。
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