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2014年1月16日
2014年4月に日本発売が予定されている電気自動車、BMW「i3」の装着タイヤにブリジストンの「ECOPIA EP500 オロジック」を納入されていることが発表されました。
この「ECOPIA EP500 オロジック」はタイヤサイズをこれまでに無かった狭幅・大径化することで、低燃費と安全性を高次元で両立させた画期的なタイヤです。更に、タイヤ進行方向に長い接地形状と、専用パタンおよびコンパウンドを組み合わせることで、ウェット路面や乾燥路での高いグリップ性能も確保しました。
では何故、狭幅・大径化することで、低燃費と安全性を高次元で両立することができるのでしょうか。自動車が走行時に受ける抵抗は下図に示すように空気抵抗、加速抵抗、タイヤの転がり抵抗があります。このうちタイヤの転がり抵抗は、タイヤの変形、接地摩擦、空気抵抗の3つの要因で構成されます。
タイヤの外径を大きくするとタイヤが描く弧が、従来の小径タイヤと比べ、直線に近くなり、接地した際のタイヤの変形が小さくすることができます。また、タイヤの狭幅化により空気抵抗、接地摩擦抵抗を低減することができます。そのため、タイヤの狭幅・大径化は燃費向上に貢献できるのです。
(出典:日本自動車タイヤ協会資料)
BMW「i3」では電気自動車のため排気ガスを街中で発生させないだけでなく、低燃費を実現させるタイヤを装着することで、電気エネルギーの無駄使いを限りなく少なくすることに努めています。これは、BMWの環境に対する意識の高さの証の一つと言えますね。
先進的な自動車が、先進的な技術、イノベーションを生む良い事例と言え、今後もこのような新たなコンセプト自動車の登場と技術の進歩に期待したいです。
参考ウェブサイト
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