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2018年10月5日
今年3月に欧州で受注を開始したジャガー初の電気自動車「I-PACE」ですが、先月26日より日本でも受注が始まりました。欧州では既に7月より納車が始まっており、当初の予定では2019年早々にも、日本での納車が始まると思われます。
ところで、I-PACEはSUV型EVとして90kWhリチウムイオンバッテリーが搭載されていますが、I-PACEとほぼ同じスペックなのが、米国テスラの「Model X(90D)」です。そこで、本日のコラムでは、受注が始まったばかりのジャガー「I-PACE」と、世界的に人気を博する「Model X」とを比較してみました。
▲ジャガー「I-PACE」(出典:ジャガーウェブサイト)
まず、上記表のEVは、どちらもバッテリ搭載容量は90kWhモデルを比べています。「Model X」にはこれ以外にも、60kWh、70kWh、75kWh、100kWhがラインナップされています(一部は既に生産中止)。電池容量が同じであることから、航続距離については計測モードは異なるものの、ほぼ同程度になっています。
ただし、「I-PACE」は韓国LG社のバッテリーを、「Model X」はパナソニックのバッテリーを採用しています。フォーミュラEのジャガーチームはパナソニックとチームを組んでいますが、あまりそれとは関係ないようですね。
加速性能についても、この2車種ではあまり変わらないように見えます。ただ、「Model X」にはリアのモーターを2倍に増強させ、加速性能を向上させたPモデル(例えば、P90D)というモデルがあり、そのタイプでは0-100km/h加速度は3.1秒となります。
▲ジャガー「I-PACE」パワートレイン(出典:Youtube)
気になるお値段については、「I-PACE」が959万円~に対して、「Model X(90D)」は1189万円~となります。また、モーターを強化して加速性能を向上させたP90Dについては、1381万円~となっています。
その他の仕様として特徴的なところとしては、ジャガー「I-PACE」はパノラミックルーフと呼ぶ、天井全面がガラスになるオプションが欧州仕様では選べるようです。「Model X」も、運転席頭上までフロントガラスとなっているなど特徴があり、これらを比べると、ジャガー「I-PACE」は随分と「Model X」を意識して設計されたのだと気づかされます。
▲ジャガー「I-PACE」パノラミックルーフ(出典:ジャガーウェブサイト)
定員については、「I-Pace」は5人定員限定ですが、「Model X」は5人、6人、7人からそれぞれの好みによって選べるようになっています。この辺は、テスラの方がフレキシブルが大きいですね。一方、「I-PACE」には、ジャガーだからこそという高級感が、インテリアから漂っています。
ジャガー肝いりの100%電気自動車「I-PACE」。既にSUVタイプ電気自動車で先行したテスラの牙城を崩せるか。今後の展開にも注目していきたいと思います。
●参考ウェブサイト:
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2024年11月5日 環境問題への対策のための実証実験が終了しました【ご協力への感謝と参加特典のご案内】 |
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